面談をしていると、勉強量の少なさに「そりゃそうでしょ」と思うことがものすごく多い。
普段は15分とか多くて1時間とか
定期テスト前は3時間とか
そんなくらいの勉強量の子がどうやら大多数らしい。
だいたい志望校の話になるとそういう子は
オール4は取れないとキツくない?
定期テスト8割は取れるくらいじゃないとキツくない?
というレベルを考えている場合が多いように感じます。
偏差値60くらいかな。
でも、現状はオール3とか、せいぜい4が2個でほかは3とか、定期テストは350届かないこともあったり。
それで成績が足りないからそろそろ受験を考えて塾へ…というパターンなわけだけれど
学年にもよるけれど、例えば中2でその状態で塾に来た場合、目標レベルに届くかどうかって、かなーりギリギリ。
一般的に、学年+1時間の勉強が必要と言われています。
じゃ、そう言われて塾に入って、そこから一日3時間をやれば大丈夫??
…いや、そうはならない。
いい?
ならないんだよ。
だってさ、普段の勉強量が圧倒的に足りていなくて、その結果として穴だらけの状態になっているわけで、その穴を埋めるって作業から始まるわけだ。
ちゃんとやっている人が積み上げてきた分を、キミは積み上げ直さないといけない。
やってきた人はこれまで通り3時間とかやっている。
なのに前に戻ってやらねばならないキミが、なんで3時間っていう同じ時間数でいいのよ??
わかるよね??
これまで広がり続けていた差が、広がらなくなっただけで、差はあり続ける。
なんなら同じ時間やるようになったって、それまでの蓄積で勉強効率は数倍になったりするから、同じ時間やったとしても、差は開き続ける可能性の方が高い。
ちょっと考えれば当たり前なのに、みんな塾に入ってちょっと勉強量が増えた程度で「やった気になって」「自分が変わった気になって」結局そんなに変わってなくね??って程度になりがち。
3時間ってのは物の例えだけど、とにかく、みんなちょっと勉強量増えた程度で「やるようになった」とか思っている。
なんならちょっと増えたことに満足して、3時間すらやらない。
その程度は、「増えた」のうちにも「やるようになった」のうちにも入らないんだよ。
変わろうと思うのなら、マジで勉強に全振りするくらいのつもりで少なくとも2,3ヶ月はやらないと、なんも変わらない。
成績を、学力を上げるのに必要な勉強量、あまりにも見誤りすぎだよ。