休日でも深夜でも質問可能みたいなの
オンラインが当たり前になって、結構そういうサービスが増えました。
私もそういうサービスに対して、以前はかなりいいんじゃない?と思っていましたし、個人LINEを生徒にも保護者の方に開放してしまっているので、自由に質問OKな状態にはなっています。
しかし、休みの時や授業後の時間などは、あまり返信しないようにしています。
たまたま時間に余裕があったり手が空いていて何もすることが無いような状態なら返したりすることもあるけれど、たとえそういう状態だったとしても、返信は後回しにしたりすることがあります。
LINEなどでの質問は、すぐに返事が返ってくるとは思わないでねと言っています。
サボるな?
いや、休みだし。
時間外だし。
そういう対応にしているのには、「休みだから」ということ以外にもう一つ重要な理由があります。
それは、一見いつでもOKですよというのは手厚いのですが、その手厚さは意味ある手厚さか?と感じるからです。
いつでも質問可能
いつでも答えてもらえる
それが当たり前になったら、わざわざ「その場で理解する」ということをしなくなったりする可能性が高い。
極端なことを言えば、後で聞けばいいから授業を受ける必要すらないみたいな。
録画が出来る様になって、わざわざ時間にテレビの前に張り付いている必要性がなくなったように。
だから私は、授業動画を撮っていますが、それをむやみに生徒が自由に見られる状態にもしていません。
さらに、「いつでもOK」となると、後回しにしやすくなる。
つまり、優先順位が下がる。
それでは困るんですね。
いつでも聞けるから今度でいいや。
そうなってしまう可能性もある。
全員が全員そうなるってわけではないけれど、そういう意識になってしまう人はどうしても一定数出てしまう。
それは困るので、こういった対応になっています。
運が良かったら返ってくるって程度。
せっせとブログ更新しているくせにLINE、メール返ってこねーぞって思っている方がいましたら、そういう理由です。
いつでも可能だけれどいつでも可能なわけではないし、そちらの都合に合わせていつでもOKなわけではありませんよってね。
特に、授業内容に関することとか勉強に関することというのは、「この時」という意識が非常に重要です。
いつでも大丈夫みたいな対応は手厚いように見えて、実は成長の阻害となることがある。
不自由だからこそ、不親切な部分があるからこそ、思い通りにならないからこそ、手厚すぎないからこそ、自分で何とかしようという意識や「今、ここで」という授業に対する意識の強化はなされる。