2023年 日比谷高校 国語 所感 | ZENT進学塾

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【国語】

文章量は多くはないけれど、結構キツい。

設問は取りやすいものがあるのだけれど、高得点はなかなか取りづらく感じる。

なんとなく、受験生は当日あんまり手応えなかった人が多いのではないかな。

手応えはないわけじゃないけどあるわけでもないみたいな宙ぶらりんな感じで、蓋開けてみたらまあまあ取れてたみたいな感じだったのではないかと感じる内容。

 

 

大問1、2 漢字 

例年通りの難易度。

だけど、日比谷受けるレベルなら「これくらい」って感じなので、普通の中3からしたらめちゃくちゃキツい。

日比谷勢にしても、見慣れないものは多く不安だったはず。

 

 

大問3 小説

芸術家が自分が失っていたものに、破門された者を通して気がつくという内容。

お寺の場面、昔の時代なので見慣れない熟語などは多々あるけれど、内容把握はしやすく設問も並。

問5は良いところ突くなと感じる問題。

問6の記述も書きやすかったかな。

 

 

大問4 論説文

キツい。

文章内容が抽象的だし、文体もややこしい。

後半からわかりやすくなってくるけれど、序盤が「やべぇ、内容頭に入ってこない!」となりそう。

とはいえ設問はとりやすめで、「文章内容よくわからんけど答えはコレ」という感じで得点できていた人も多いのではないかと思う。

最初に書いた手応えのなさはこの大問4のせい。

250字記述がこれまたキツい。

何書けばいいんだよ…となりそう。

せっかくだから、均質化とは程遠い超個別性を保っている当塾の話で書いてほしい笑

 

 

大問5 現古融合 和歌の話

和歌は自然を見る教科書的なものだった話は聞いたことがあるかな?

自然を見る規範としての和歌と、そこから逸脱?した心敬(中世)の美意識。

わかりやすい内容だったのではないかと思うので、全問正解していきたい気がするけれど、大問4で時間を使ってしまっていると厳しいか?



大問4の内容把握が上手くいかなくて時間を使ってしまうと負ける。

よくわからんけどこれっぽいからいいやっていう割り切りが必要だったのかな。

大問4は試験問題としては△だったように思う。

日比谷攻めるならこれくらいの難易度のものを読み解けるようになりたいのだけれどね。