定期テスト毎回70点くらいの人
その人は、全体を通して理解度は70%くらい
とはなりません。
全範囲を通しての本当の理解度は50%にも満たないかもしれません。
定期テストは範囲が決まっていて
せいぜいみたことあるような問題たちばかりであるから。
学校によっては
ワーク類の焼き回しのような問題ばかりだったり
応用問題もほとんど出なかったりします。
そういう問題で70%程度だと
模試や入試問題をやるとおそらく50点くらいではないでしょうか。
実際、当塾の生徒たち
個々に定期テストの点数は様々ですが
先日やった中堅レベルのレベルの入試問題にて
点数が半分を超えた人は、ちょうど半分しかいませんでした。
7割オーバー、8割オーバーの生徒もいましたけれど
ほとんどの生徒は半分を超えるのがやっとという状態です。
定期テストなら9割安定の生徒でも半分ちょっとくらいだったりします。
これは別に当塾の今年の生徒たちがレベルが低いとか
そういう話ではなく
だいたいの代で同じような得点状況になります。
よく、定期テストは良いのだけれど模試だと…
という話を聞きますが
よくあることです。
特に、実践問題などであまり対応力を磨いてきていないようなこの場合
ボロボロの点数を取ることは多いです。
ケアレスミスをたくさんしたり
ちょっと負荷がかかる問題では手も足も出なくなったり
以前の内容を忘れ去っているなんてケースもよくあります。
あくまでも感覚でしかないのですが
なんとなく、定期テストの点数の2乗を取ると
全体としての理解度や、得点力と近しくなるような印象です。
70点なら、全体の理解度は約50%
80点で65%
90点で80%
その子その子の勉強のスタイルで差は出ますが
なんとなく、そんな印象です。
もちろん、実戦形式に慣れていないからうまく点が取れないということはあるのですが
上手く点が取れないという事実まで含めて
実力なんですよね。
中三になって、模試などを受けるようになる子も増えるでしょう。
すると、自分が思っていたよりも全然点が取れない!
定期テストでは8割超えてて学校では上位なのに偏差値60にも届かない!
なんて事実に直面することがよくあります。
多くの場合
これは〇〇だからできたはず
たまたまこれは忘れてただけだから本当はできる
これは計算ミスしただけだから本当は+5点
とか考えるわけですが
そういう考えは無意味。
というか、そういう見方をすると、点は伸びていきません。
なぜなら、「出来ていない自分」と向き合っていないからです。
まず
それが現実である
という事実を
それがキミの実力である
という事実を受け止めて
勉強していかねばなりません。
たぶん、定期テストの点数の2乗くらいがキミの実力ですよ。
先日入試問題を解いてみた中三のみなさんは、この意味がよーくわかると思います。