話を聞くってどういうことかみんな勘違いしているんじゃないですか? | ZENT進学塾

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言語コミュニケーションというものを最近よく考えます。

 

 

コミュニケーションというと会話を思い浮かべるかもしれませんが

 

 

それだけではなくて

 

 

本を読んだり、講演とかで人の話を聞いたり

 

 

そういうのも言語コミュニケーションですよね。

 

 

授業なんかも言語コミュニケーションの一種の形態です。

 

 

 

 

で、最近思う。

 

 

例えば講義して

 

 

当然、生徒は話を聞かなきゃいけないんだけれど

 

 

そもそも人の話って

 

 

そんな長時間一言一句逃さないように聞くようなもんじゃなくね?って。

 

 

 

何かの講演会とかでも

 

 

ずっと集中して聞き耳立てるわけではなくて

 

 

何か別の作業をしながら聞いてますよね?

 

 

例えば何かを書いていたり。

 

 

ちょっと何かを考えていたり。

 

 

ちょっと隣の人と一言二言話したり。

 

 

聞いてないわけじゃないんだけれど

 

 

完璧に聞いてるとは言い難いみたいな。

 

 

 

 

伝える側の意識としては

 

 

話している内容を一からすべて伝えることが目的となるわけだけれど

 

 

聞く側の無意識としては

 

 

発信されている情報すべてを受け止めるのではなくて

 

 

話していることを半分くらいはなんとなく聞きながら

 

 

半分は何かを考えている

 

 

みたいな。

 

 

話を聞くとかコミュニケーションをするって

 

 

そもそもそういうことなんじゃね?って。

 

 

 

 

会話していても

 

 

聞いてたはずなのに「え?ごめん、もう一回言って」

 

 

みたいなことってあると思うんですよね。

 

 

それは、聞いてるんだけれど聞き流しているから起こるわけですよね。

 

 

 

 

別にそれが悪いって言ってるわけじゃなくて

 

 

そもそも人の話を聞くってそういうもんなんだから仕方なくね?みたいな。

 

 

 

 

もしかして、生徒たちにとっても授業ってそういうもんなんじゃないかな?

 

 

と感じています。

 

 

 

だからたぶん、授業をしていても

 

 

一から丁寧に全て説明していてもダメなんだろうなと。

 

 

そういう時間は確かにあるのだけれど

 

 

でも、それがメインではなくて

 

 

聞き流しながら自分で考えるって方にフォーカスして

 

 

「聞く」ではなく「考える」のほうに

 

 

聞き手の意識を向けないと意味がない。

 

 

聞きながら考える。

 

 

聞け!っていうわけだけれど

 

 

聞くだけになってる人もいますよね。

 

 

実は脳は動いてないみたいな。

 

 

それでも意味がないし、長時間聞くってのも無理。

 

 

 

つまり

 

 

そんなに長く集中して一言一句逃さず聞いてなんかいない(いられない)から

 

 

説明はコンパクトに

 

 

後はじっくり考えさせるような授業ってものを意識していかないと

 

 

説明だけたくさんして自己満で終わる

 

 

みたいな授業になっちゃうかなって。

 

 

 

いかにしてじっくり考える時間を作るのか

 

 

塾の役割は

 

 

講義で説明することはもちろんなんだけれど

 

 

それは当たり前として

 

 

それ以上に、ここにあるような気がしています。