身体の感覚がない子は
学力が伸びにくい傾向にあると感じています。
運動神経が良い悪いってほどのことではなくて
手先の感覚
距離感覚
時間感覚
空間感覚
身体の動かし方
など
そういう感じの
身体で把握している感覚がない子は
伸びにくい。
たぶん、脳で理解したことが具体的な経験として
身体と結びつかないのだと思います。
運動部の子達が部活引退した後にガッと伸びたりすることはよくありますが
それは
エネルギーを部活から勉強に全振りするからってのももちろんあるけれど
そういう身体的な感覚がしっかりしているから
ってのもあるのかなという気がします。
もちろん、体だけ鍛えて勉強しなかったら出来るわけないのだけれど。
何を言いたいのかというと
身体を使って生活するって大事だよねってことです。
多分こういう身体の感覚は
生活の中で身についていくから。
例えば
掃除
ロボット掃除機がやってくれるかもしれないけれど
きちんと雑巾掛けしたり。
家の外を掃いたり。
便利になってきた代わりに
我々がしなくなってしまったこと
しなくなりそうなこと
そういうのを機械に委託して
自分はスマホを眺めて
というのは楽なんだけれど
身体を使って生活するってことは健全な発育に必要なことではないかなと感じます。
家事を例にあげただけで
家事をやれって言いたいわけではありません。
自分の足で目的地まで歩くとか
何かを細かいものをいじるとか
ペンで文字を書くとか
ページをめくるとか
そういうこともだと思います。
身体と脳をしっかりリンクさせないと
歪みが生じて
その歪みゆえに伸びない。
親御さんたちからしたら
いや、流石にそんな感覚あるでしょ?
と思われるかもしれませんが
身体的な感覚がない子はすごく多いです。
たぶん、教育の現場にいらっしゃる先生方には
うなずいてもらえると思うんだけどな。