明日から、当塾の小学六年生の授業が始まります。
中学生になってからも
順調に勉強をしていけるように
基礎学力、取り組む姿勢、学習の習慣
の三つを作り上げていきます。
ところで、タイトル通り
中学生になってから勉強で困らず
順調に学校の勉強をこなしていける水準はどれくらいなのか。
塾業界にいるとそのへんの感覚は分かるのですが
そうではないと、あまりよくわからないのではないでしょうか。
【中学生になって順調に学力を上げていける水準】
① 小学校のカラーテスト(単元ごとのテスト)で基本的にほぼ満点が取れる。
小学生のカラーテストは、かなり平易にできています。
基本的に満点であることが大切です。
「ちょっとミスしちゃいました90点です」
くらいなら、まぁ大丈夫。
「この単元だけ苦手なんです80点でした」
くらいだと、ちょっと怪しくなってきます。
② 漢字などの暗記物にしっかり取り組むことが出来る。
物事を暗記することは、勉強の基礎基本となります。
これを疎かにするようだと、必ず成績は下がっていきます。
当たり前ですよね。
学年が上がっていくにつれて、覚えるのは当たり前、そして、それをどうやって活用するのかを考えねばならなくなるのですから。
定期テストなども、暗記の権化のような部分はあります。
ここでいう「しっかり」とは、漢字100問テストだとしたら、90点以上くらいが目安かな?
③ 教科書や参考書を自分で読んで、理解していくことが出来る。
おそらくハードルがかなり高いのがこれ。
「読む」ということが出来ない子はものすごく多い。
自分で読んで、理解していくということが出来るようにならないと、いつまでたっても誰かを頼らねばならないことになり、自立していけない。
もちろん、高度(中学受験で求められるようなレベル)なものについて読んで理解していけとは言いません。
学校の教科書のレベルくらいなら、時にサポートが必要なことがあったとしても、基本的に、自分で読んで理解していけるようになることが重要です。
④ 先取りして知っていることに対しても真面目に取り組むことが出来る。
知っていると、傲慢になりがちですよね。
「知ってるし、よゆ~」みたいな態度でいると、足元をすくわれることがあります。
知っている内容だとしても、知らないこと、実はよくわかっていないことがあるかもしれないから、ちゃんと聞くことが大切。
⑤ 毎日30分以上机に向かう習慣がある。
勉強は、毎日やるもの。
時間はそれぞれだと思いますが、まぁ30分~1時間くらいじゃないかな?
もちろん、あれこれ意識を飛ばしていては無意味なわけですから「集中して」取り組むことが大切。
⑥ 落ち着いて人の話を聞き、目の前の作業に取り組める。
これは、勉強というかなんでしょうね。
意識の問題かな?
小学生くらいだと、人の話を聞いているようで聞いていないことが多々あります。
なんなら、中三あたりでも酷かったりする場合が…。
勉強どうこう以前の話ですね。
⑦ 丁寧な所作ができる。
やたらと字が汚い(きれいに書くという意識がない)のは注意。
字が上手い下手というレベルのことではなく、どこに何が書いてあるのかわけわからないってタイプは思考もぐっちゃぐちゃだたりします。
途中式どれ?と聞いて 「あれ?どこに書いたっけ?」とか
なんて書いてあるの?と聞いて 「えーっと…?あれ?」
みたいな子は危険。
プリントの管理とかもですね。
丁寧にやれるけどやらないのと、丁寧にできないのとでは、意味が違います。
⑧ 指示を聞いていない、守らない。
⑥と大体同じようなことですかね。いったことと全然違うムーブをかます子は、結構多いです。
さて、他にもいくつかありそうですが、とりあえず、こんなところでしょうか。
すべてOKという子は、かなり少ないのではないでしょうか。
中学生になって成績が低迷する子は
表面上の点数ではあまり見えなくても、小学生の時点で実は結構はっきりわかります。
当塾の小6は、難しいことをやるつもりはありません。
学校のレベルと大差ないくらいのことを行います。
そのなかで、上記のようなことを養っていくことを目的としています。
中学生になって、勉強で困らないようにするために、しっかりやっていきましょう。