どうすれば勉強できるようになりますか?
よく聞かれます。
おそらく、永遠の課題でしょう。
真面目に授業は聞いてるんですけれど…というお話も多い。
下のピラミッドをご覧ください。ラーニングピラミッドというものです。
横の%は、学習の定着率を表します。
講義や文章を読むという行為は、実は吸収率が極めて低いんです。
授業で当てはめてみると
講義=先生の説明
読書=教科書を読む
視聴覚=教科書を読む、図を見る、映像を見る
デモンストレーション=先生が黒板で実際に問題を解く
グループ討論=そのまま
自ら体験する=演習、実験
他の人に教える=そのまま
といった感じになりますかね。
一般的に「授業」と言われるものは実は、定着率はかなり低いんですね。
ところが、多くの場合、学校でも塾でも、講義が中心となりがち。
だから、授業を真面目に聞いているのに出来ないんです。
それは、聞いている「だけ」だから。
できるようにするためには、下2つが圧倒的に重要です。
最初の導入や、初見の問題などは、講義という形で説明をされる必要があります。
しかし、その説明された内容を自分のものとするには、下の2つです。
世の中で一般的に言われている「主体的な学習」や「アクティブラーニング」というのは、下の3つを指します。
たぶん。
しかし、
いわゆる「アクティブラーニング」は上4つを疎かにして
下2つも疎かにして
グループ討論的なことばかり重視されているように見えます。
そりゃあ身につかない。
上4つがあったうえでの、下3つなのですから。
たぶん、特に演習は自分でやるんだよってことを説明されたりしないから
生徒たちが問題演習を自分で全然やらないんだと思います。
言ってもやる子は少ないんですけれど。
だから
「あ~なんか学校でやったわ。覚えてないけど。」
みたいなことが大量にあるように感じます。
という愚痴はおいといて
できるようになるのに必要なことは
演習です。
圧倒的に。
そして、ある程度人に説明できるくらいに力がついたら、人に説明することです。
だから、当塾はかなり演習を重視した授業を行います。
そして、ある程度できるようになってきた中学三年生あたりからは
説明することを要求していきます。
いいですか?
ブログなどでも何度も書いているのですが
重要なのは、圧倒的な演習量です。
それを無くして学力の成長というものはあり得ません。
かなり演習していただきます。
授業中も、説明の時間はできるだけ短くし、演習の時間を増やしますよ!