「頑張る」という魔法の言葉による具体的な輪郭の消失 | ZENT進学塾

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塾としては新年度が始まり

 

4月からはいよいよ新生活が始まり

 

何かしらの目標をたてるでしょう。

 

たてない?

 

たてなさいよ!

 

 

その目標で

 

例えば

 

勉強を頑張る

 

とか

 

部活を頑張る

 

とか

 

英語を頑張る

 

みたいな目標設定は、ぼんやりとしすぎています。

 

 

 

もっと具体的に

 

学校でトップ10には入る

 

とか

 

都大会に出場する

 

とか

 

〇〇高校に合格する

 

とか

 

英検2級とる

 

みたいな、そういう具体的な目標を立てないと、何も成せないで終わる可能性が高い。

 

 

 

「頑張る」っていうのはとても便利な言葉で

 

「頑張る」と言えば、とりあえず目標を立てた感じがして許されてしまうんです。

 

そして、「頑張る」という言葉で抽象化され、ぼんやりしたイメージに置き換わってしまう。

 

すると、具体的に自分がどう変わったのかがわからないままに、あるいは、何の変化もないままに、「やった感」を出してOKになってしまう。

 

 

これ、かなりマズイんです。

 

 

頑張ったかどうかは、あとから検証不能です。

 

何に向けて頑張ったのかが無いから、頑張ったといえば頑張ったし、頑張ていないと言えば頑張っていないという、宙ぶらりんな感じになります。

 

目標設定は、あとから検証可能なものにしないと

 

達成できたかどうかがわからないので

 

反省も出来なければ、達成感もない。

 

 

 

以前も書いたかな?

 

目標設定以外に、何かで反省する際もそうです。

 

 

例えば

 

テストがありました。

 

点数が微妙でした。

 

さて、次どうするの?と問う。

 

 

するとだいたいの子が「頑張る」という。

 

何を? どのように? そして、どうなるように?

 

これが欠けている。

 

 

とりあえず「頑張る」と言って、具体的な分析をしないでごまかしてしまうんです。

 

ごまかすというと悪く聞こえるでしょうがたぶん、分析の仕方がわからないし、どう改善すればいいかもわからない。

 

でも、「どうする?」と問われているので何かしら答えねばならない。

 

そこで登場する魔法の言葉が「次、頑張る」なんだと思います。

 

そう言っておけば、相手が納得してくれる可能性があるから。

 

 

 

「頑張る」って言葉は、危険ですよ。

 

何を、どのように、どうなるように というような細かい輪郭を失わせます。

 

 

 

目標設定や反省は

 

具体的に。

 

「頑張る」という言葉を封印するだけでも変わるかもしれませんよ。