とある高校生の話。
大学進学に向けて
冬期講習中、中三と同じ時間に来ますと宣言。
当塾は別に、高校生には授業とかしていないので
何時に来ようが関係なしですし
そもそも来る義務もない。
だから、この宣言には何の強制力もない。
本日、一時間遅刻して現れる。
もちろん、なんのお咎めもないわけですが
よく考えると、説教があったほうが楽ですよね。
それは、説教されることが楽なのではなくて
説教されるというある種の負の感情からくる、強制力があったほうが、行動しなくてはならないという意識が働きやすくて楽
という意味です。
授業料や場所代などを取っているわけではないので
高校生には、基本的にノータッチです。
だから、高校生たちは自分で自分を律して、行動していかねばならない
この自分を律するということがいかに難しいのか。
自由であるがゆえに、自分と常に向き合わねばならないという厳しさ。
強制された方が楽なんだけれども
でも、私はそれは良いことだとは思えない。
自分の意志で、誰にどうこう言われるまでもなく、自分で動く。
じゃないと、学生の間はまだ良くても、社会に出てからお話になりませんからね。