本日は冬至です。
一年で最も太陽が出ている時間が短く、南中高度も低い日。
中学三年生は天体を学習済みですから、どういう原理かわかりますね。
学習した内容を日常生活のなかで意識できると、ちょっと理解が深まり勉強も面白くなりますね。
理科とか社会はそういう日常とのリンクがあっていい。
とくに、理科は天気とか天体とか、毎日意識できるものもありますね。
冬になればシベリア気団がくるなとかね。
そんな程度でもいいから、ちょっと意識していくと、世の中の解像度は上がるかな。
さて、冬至
ゆず湯に入ってかぼちゃを食べる風習がありますが
みなさんはやりますか?
あまりこういう風習をやらない家庭も増えてきているのかな。
子どもたちも、知らない子が多いですからね。
年中行事は季節の意識とか、その季節の食べ物とか植物とか
そういったものを意識するから教育的な効果は高いのでは?と感じています。
冬至の日にゆず湯に入る理由ってなんでしょう?
江戸時代から始まった風習のようですが、いくつか説があるそうです。
①ゆず湯で禊をして身を清める、邪気を祓う
古来より、強い香りが邪気を祓うと考えられてきたため、旬を迎えて香りの強いゆずを入れた風呂に入って身を清める。
②江戸っ子の洒落
冬至=「湯治」、ゆず=「融通」がきくにかけて、冬至(湯治)にゆず湯に入って息災であれば融通がきいてうまくいく
③乾燥肌や風邪の予防につながる。
ゆずには多くの栄養が含まれており、皮には香り成分である精油やリモネン、肌に良いビタミンCがたくさん。
お風呂にゆずを入れると、それらの効果で血行が促進されて体を温め、乾燥しがちな冬の肌対策にもなる。
だってさ。
いろいろなことがうまいこと組み合わさって、こういう風習が生まれたんでしょうね。
乾燥肌、風邪予防は、あとから化学的に立証されたことでしょうから
はじめは、古来の身を清める文化を江戸っ子が真似たってところでしょうか。
では、かぼちゃを食べるのは?
①風邪予防
栄養たくさん。特に、ビタミンが豊富。
②運を運ぶ
古くから冬至に「ん」がつくものを食べると運を呼び込めるとされていたそうです。
冬至の七種というのがあるんだそうです。知らなかった。
れんこん、にんじん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うどん、なんきん
あれ? かぼちゃは?
なんきん=かぼちゃなんです。
年中行事も調べてみると、なかなかに面白い。
みなさんも調べてみては?
温かくして栄養をつけ、残りわずかとなった2022年を乗り切りましょう!
ゆず買って帰るかな(笑)