ある程度出来るようになってくると
その科目ばかりやりたくなってくる
それはまぁ、当たり前のことです。
しかし、合格するために必要なことは何かを常に考えなければなりません。
合格するのに必要なことは、得意教科に傾倒することではない。
たとえば、志望校が都立三田の生徒
都立共通の数学で8割が安定しているとしましょう。
しかし、理科が50点しか取れない。
ならば、すべきことは理科です。
この生徒に、じゃあ、数学仕上がってきたからちょっと厳しい入試問題やろう
といって、受けもしないMARCH系列の入試問題を解かせても、しかたがない。
意味がないとは言わないけれど
もっと他にすべきことがある。
我々講師側も、この子もっとイケるんじゃね?
と思って難易度の高いものを試してみたくなることはあるのですが
受験に向けて必要なことは何かを冷静に分析して
何をすべきかを指示していかないといけません。
生徒本人にその判断を任せすぎると、誤ることがある。
我々はその子の志望や点数状況を常に見定め
全体のバランスを構築していかないといけませんね。