図形が苦手な子、コツさえつかめば必ず道が開ける | ZENT進学塾

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当塾で行っている空間図形トレーニング

 

いくつかパターンがあるのですが、その中の二つを使って

 

ちょっと図形について説明。

 

もうちょっと画像を入れて丁寧に書きたいのですが、15枚までという決まりらしいのでちょっと分かりにくいかもしれません。

 

まず一つ目

 

以下の図のような立体を、上から、正面から、右から見た図をそれぞれ描くというもの。

 

やらせてみると、結構いろいろなことが分かります。

 

というか、これで図形が得意か苦手かが、ほぼわかります。

 

 

 

苦手な子に描かせてみると、正面から見た図は、上のように変化していくことがあります。

 

しっかりわかっている子は、下のように描いていく。

 

苦手な子はとりあえず目についたところから描いていったり

 

前後関係を無視したりして描いていったりします。

 

そして、見えないはずの線が残ったり。

 

上の例は線を消しているのでまだマシです。

 

苦手な子や、意味がよくわかっていない子は線がそのまま残ります。

 

もっとひどい場合は、上から見た図がまず描けません。

 

斜面が分からない子も多くいます。

 

 

また、以下のような場合

 

苦手な子はわけもわからないままにとりあえず三角形を描いてみたりしますが

 

分かっている子は

 
こんな感じで囲んで全体の位置関係をまず見る。

 

 

 

続いて、以下のようなもの。

 

回転させた状態を描いてというもの。

(もともと1辺6の立方体だったものの一部を取り除いているという条件です)

 

こちらは、イメージする力がかなり必要になります。

 

 

 

 

こちらも、苦手な子はこんな感じで描いていくことが多い。

 
まず、分かりやすいセンターの柱を描く。
 
そして、他のところを描いていくのだけれど、線が被って訳が分からなくなっていく。
 
これも、前後とか、全体の位置関係というものを気にしていないのです。
 
 
そんな子いないでしょ?って思うでしょうが
 
けっこうたくさんいます。

 

 

このブログ内のモノ、印刷して描かせてみるといいでしょう。

 

かなりの子が、すんなり描けません。

 

というか、学年に関わらず、たくさんいますよ。

 

 

一方出来る子は、画像のように、もとの立方体はどんな感じだったのかを意識します。

 

そして、位置関係をしっかり確認し、描き始める際にも

このようにまず元の立方体をイメージできるように点を取るなり描くなりしてから

手前の方から描いていきます。

 

 

奥にあるものは後回し。

 

線が被ってしまうから。

 

 

以下、同じような感じです

一見しっかり描けていそうですが

 

もとの立方体を意識していないので、下がズレています。

 

しっかり描ける子はこんな感じで描いていく。
 
 
図形分野は入試問題でかなりの割合を占めます。
 
関数だって、図形として解くことが多い。
 
都立自校作成なんて、図形的な問題だけで7割近くもあります。
 
でも、みんな図形が弱い。
 

ゆえに、図形強者は入試で有利。

 

 

図形が強くなるには、具体的な物を触って考えたり、こういうイメージをしていったりとやらねばならないことがたくさんあるのですが、当塾は、図形強者になりがちです。

 

それは、こういったトレーニングを行っていたり、時にはゲーム的な物やアイテムを使って、実際のモノで、手を使って考えたりするからです。

 

現高一で都立青山に進学した生徒。

 

入試当日の数学の点数は85点です。

 

ぶっちぎりの点数です。

 

こんな点数が取れる理由は、図形を強化していったことにあります。

 

 

図形の見方にはコツがあります。

 

そのコツをつかむことが重要です。