昔の教え子の話です。
中三の二学期の中間テストにおいて
私は
「オマエ、数学は中間テストの勉強なんてしなくても100いけるよな?」
と、ふっかけました。
彼は、本当に数学はノー勉で100点を取ってきました。
なぜ100点が取れるのか
なぜ私がそんな強気なふっかけができるのか
それはとても簡単な理由です。
彼は、普段から十分に数学が強くなっており
学校レベルのものなら初見でも十分に対処できるだけの実力が身についていたからです。
数学はある一定レベルを超えていれば、中間や期末に向けて勉強をする必要はないのです。
特に、中学校の間はそうです。
だって、もう中三は、全範囲を終えて、バリバリに入試問題解いてるんですよ?
そんな子たちが今さら、定期テストの範囲やり直さなきゃ!なんてこと、あるわけないじゃないですか。
他の科目は試験範囲の単語やら、文章の内容やらを確認しておく必要があります。
でも、数学には必要ありません。
逆に言えば、試験前に数学を勉強する必要があるということは
それだけ普段の学習が足りないということです。
そして、試験前に一生懸命数学を勉強しても結局対して効果はありません。
普段からしっかりと理解してきている生徒の足元にも及ばないというのが現実です。
たぶん、数学では最も顕著にそれが現れてくるけれど、他の科目も多かれ少なかれ、そういう傾向はあるはずです。
日々是コツコツ。
コツコツ生み上げて、圧倒的な高さまで登っておく。
そういう勉強をしていかないと、残念な結果が待っています。