本日の中三の国語
ほとんど小説。
情景描写、比喩、象徴について。
国語に伸び悩んでいる子には、様々な伸び悩むポイントがあります。
語彙が不足していたり
推測する力が弱かったり
イメージする力がなかったり
私が紡ぐ力と呼んでいるものが弱かったり
そもそも全然読んでいなかったり
まぁいろいろ。
書き始めるとキリがないので、割愛。
で、本日の授業は情景描写に関して&描写と主人公の立場や心情とのリンクがどのようにあるのか。
情景描写というのは、ただただ景色や状態を書いているわけではなくて、登場人物の目を通して見えている世界を描いているんだよという話。
暗い空の下、歩いた。
という文だったとして、曇りなんだなと思うのか、そこに心情の投影があるのか。
そういう部分をよくよく考えましょうという話。
and
主人公が惹かれるナニモノかは、「自分」かあるいは「そうありたい理想」などを映し出すナニカなんだよという話。
国語(特に小説)が出来る人は、たぶん、無意識的にそういうリンクを頭の中でとっている。
苦手な人は、たぶん、何とも思わず読んでいる。
この差は大きいでしょうね。
だから、そういうところを意識的にやろうよっていうのが授業のテーマでした。
たぶん、どれだけ細かく情景と心情、象徴とのリンクを言語化していくかが、授業の質の差でしょうね。
難しいのだけれど、すごく面白い世界。