4月号の塾報掲載記事の一部です。
中三に志望校調査をして、その志望に対する現実を正しく認識しましょうという意味の文章です。
本当は、もっとたくさん言うべきことはあるのですが、掻い摘んで3つの志望について書きます。
【都立目黒と書いている方】
本当は都立三田を志望したい。
でも、内申もあまり高くないし倍率高い都立三田は厳しいことがわかっているので少し下げる。
目黒かな。みたいな。
あるいは、雪谷とか田園調布は行く人多いから普通っぽくて嫌だ。
自分はもうちょっと出来るはずとかいう謎のプライドが発動。
もうちょっと上で、良い感じのところないかな?
目黒か。みたいな。
もし、こういう考えの方がいるならば、キミは、目黒をナメてますよ。
数年前までは、三田ナメすぎ問題というのがあったんですね。
オール3に毛が生えた程度の人が三田を志望校にするっていう問題が。
それを私はずっと、「三田をナメるな」「偏差60をナメるな」と言い続けてきたわけですが、やっとそれがある程度浸透したらしい。
でも、結果として今度は、そのちょっと下に位置する目黒を軽く見るという問題につながったように見えます。
昨年10月の塾報をご覧ください。(持ってないなら差し上げます。)
目黒は内申オール4くらい欲しいです。
少なくとも、素内申34は欲しいです。
3と4半々で、雪谷または田園調布です。(女の子はそれぞれ+2欲しいです)
定期テストは350~400のあいだであることが一つの目安です。
皆さんは、それがしっかりクリアできていますか?
【都立小山台、駒場と書いている方】
内申は、4と5半々あるのが普通です。いいですか?
それが、普通です。
キミの内申は、いくらですか?
定期テストは450くらいが当然です。
キミは、どれくらいとっていますか?
【マーチのどこかを書いている方】
わかっていますよね?
マーチ受かろうと思ったら、早慶で戦う覚悟が必要です。
そして、学年でもトップクラスにできる子たちでないと、マーチは受かりません。
これは何度も書いてきたことなのでわかっているとは思います。
修羅になる覚悟はできていますか?
というか、現時点ですでに、キミは修羅ですか?
現実の厳しさは、これまで何度も書いてきました。
私が言いたいことは、コレも何度も言ってきたように、高望みなんかしないで諦めろということではありません。
登る山の高さを見誤ってはいけませんよということです。
往々にして、中学生はその高さを見誤っています。
いえ、大学受験に向けて動いている高校生の大半も、見誤っています。
そして、見誤ったままのんびりしてしまって受験が近くなってから、その山の高さにやっと気が付き、そして落ちる。
こういう子はごまんといます。
現実は、キミたちが思っているのの数倍は厳しい世界だと思たほうが良いです。
私は、全力を尽くすつもりがある子たちには、それ相応に手助けいたします。
頑張りましょうね。