本日で最終日。
この講習期間、各学年しっかりと学力を伸ばすことができました。
小学生は英語と算数をたくさんやりましたね。
中学一年生と二年生は、これまでの確認をしつつ、二学期の内容が少し先取りで完了しておりますから、余裕をもって学校の授業に臨めることでしょう。
中学三年生は、実際の入試問題に取り組み、志望と自分の差がわかるとともに、信じられないくらい学力が伸びた生徒もいます。
明日から学校が始まりますね。
一年生と二年生は、夏期講習の内容を踏まえ、一学期とは違う自分を発揮しましょう。
定期テストでしっかり点を取りましょう。
中学三年生
この期間は、よかったんです。
なぜなら、学校がないから。
こんなことを言うと学校が邪魔だと言っているように読めてしまうかもしれませんが、そういう意味ではありません。
この期間は、学校がなく、ここに缶詰めにされ、勉強以外はやることないよという状態を強制的に作っていたわけです。
だから、勉強に費やすことができた。
朝から夕飯くらいまで、多少なりに気を抜く時間はあったとしても、基本的にはずっと、入試に向けて勉強と向き合っていたんです。
その環境が、この期間中はあった。
ところが、学校が始まります。
学校が始まると、入試とは直接関係ない課題ややるべきことが増えます。
すると、当然勉強時間は減ります。
さらに、学校が始まると、信じられないことにこの夏休みの間に、本当に何にもしていなかった子たちと遭遇します。
あるいは、やってはいたけれど、キミたちほどではないぬるいやり方をしていた人たち。
だって、学校にはキミたちと同じような志望をしている人たちばかりではないのだから。
そういう子たちがいる学校の雰囲気というのは、当然、緩いんです。
この緩さが問題です。
人ですから、必ず、周りの環境に影響を受けます。
それは仕方がないことであり、影響を受けなること自体は何一つ悪いことじゃないんです。
断言しましょう。
学校が始まったキミたちは、多かれ少なかれ、緩みます。
だけれども、その緩さに引っ張られるようなことだけはあってはいけません。
講習中、キミたちの脳に放り込まれた膨大な知識や技術を生かすも殺すもここからです。
秋にどれだけ、夏の間に頭に放り込んだ事柄を自分のものにしていけるかにかかっています。
学校が始まり、緩い空気にのまれ、あるいは、学校のことに追われて受験に向けた勉強がおろそかになる人は毎年います。
今年は合唱コンクールはどうなるのかな?
そのあたりが例年特にヤバいです。
いいですか?
緩んだ人が負けます。
いや、全員緩みます。
その自分の緩みを認識できていない人が負けるといったほうがよいでしょうかね。
自分を冷静に見るのはなかなか難しいことです。
「いかんな」と思ったら、私が言います。
本当は言われるまえに、「あ、そうか」となってほしいけれど、もし、言われたら「そうか、自分は緩んでいるのか」といったんリセットして、整えなおすようにしてくださいね。