世界の認識 | ZENT進学塾

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指導をしているとよく、全く別のもの何に似ているからいって同じ表現を使う子がいます。

 

具体的にいうと例えばこんな感じです。

 

 

三角形の面積ってどうやって求めるの?と聞くと

 

底面×縦÷2

 

とか答えたりする。

 

ぐちゃぐちゃですよね。

 

 

言いたいことは分かります。

 

この子はおそらく、底辺と底面を同じものとして扱っているし、高さと縦を同じものとして扱っています。


 

ちょっと極端な例かもしれませんが、こういう子は結構多くいます。

 

 

例えば、よくある例に落とし込むと

 

中三で習う電気分解と電池を混同している。

 

とか。似てますからね。確かに。

 

図が似ていたり、説明されることがどちらもイオンが登場したりして似ていたりするせいで、混同する。

 

結果、分かっている人からすると、「は?」という解答をする。

 

 

正しくモノを認識していないわけですよね。

 

単に名を覚えていないだけではなく、根っこはもっと深刻で、「違うものである」という認識が出来ていない。

 

小さい子が犬を見ても猫を見ても「ワンワン」というのと同じなのでは?と私は感じています。

 

 

いや、たまたま言葉が出てこなかっただけ

 

と考えるのはたやすいことですが、ちょっとそうではないでしょうと言わざるをえない子が、実はたくさんいます。

 

もちろん、こういう子は勉強が苦手です。

 

そりゃあそうですよね。

 

正しく説明を理解できているわけがないのだから。

 

さまざまな影響があることですから、一概にこうすれば治るなんてものではないのですが、お子さんにこういう傾向がないかどうか、注意してみてほしいと思います。

 

以前塾報で、世界を解像度をあげるってことを書いたことがあるのですが、それと同じようなことです。