授業をして、「考えてみな」とすると、ちょっと考えただけで考えるのをやめてしまう子が多くいます。
たまに、1秒たりとも考えていない子もいます。
さて、こういう子たち、やる気がないのでしょうか?
そうではありません。
考えるということが、どういうことかわかっていないんです。
きっと、ぼんやりいきてきたのでしょう。
そして、自分がその時にわかる事柄以外のことは、スルーする癖がついているのでしょう。
こうなってしまうと、勉強は絶対にできません。
勉強は、ある程度の基礎基本を理解して覚えた後は、自分で考えることが中心作業となるから。
考える癖を持たない子たち。
こういう子たちが増えているように思います。
幼いうちはそういうこともあるかと思うのですが、高学年、中高生になっても、考えられない子たちというのは大勢います。(もしかしたら大人も…)
調べれば、何でも出てきてしまう世の中ですから、そうなっていくことも仕方がないのかもしれません。
考えるまでもなく、答えが分かり、快適に暮らせるのであれば、それに越したことはないのかもしれません。
しかし、そうはいかないですよね。
ですから、「考える」ということがどういうことなのかを教えていかないといけません。
具体的なことから考えたり、適当な数値で試してみたり、手を動かしてみたり、考え方は様々です。
考える癖というのは、なかなか身に付きません。
幼いうちから頭を使わせる練習としていかないと、一度そういう子になってしまうと回復は困難です。
(だからと言って幼いうちからビシバシ塾へと言いたいわけではありません。身体で考えるということも幼いうちは重要です。)
さて、本日もいかに考えさせるかを考えてまいります。