復習をするということ | ZENT進学塾

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先ほどの記事に続き

 

長くなってしまうので、二つに分割しました。

 

 

テストの復習をするというとき、間違った勉強方法をしている人は

 

① 解説を聞いてOKにしてしまう。

 

② あるいは、テストの間違えた問題だけを直す。


③ 解きなおして終わり

 

そして、分かったことにしてしまう。

 

 

①について

 

解説されると理解できた気がする。これはそういうものです。

 

だかれども、それはだいたい理解できた気がするだけです。

 

理解しているとは、同じタイプの問題ならば手が止まることなく同様に処理ができるという状態です。

 

また、ちょっと変形されたものも、問題なく同様にできるという状態です。

 

頭に入っているかどうかと、自分でできるかどうかは、まったくもって次元が違います。

 

勉強が苦手な人は、頭に入っている状態を「できる」と誤認しがちです。

 

そうではありません。

 

「できる」というのは、理解できたと思われるものを何度も繰り返し、体が記憶したという状態です。

 

解説をされたあと、本当にその問題ができるかどうかを必ず確認してみる必要があります。

 

また、似たタイプが本当に解けるかどうかもやらねばなりません。

 

 

②について

 

①と似ていると言えば似ているのですが、間違えた問題を直すことが復習だと思っている人がたくさんいます。

 

だからいつまでたってもできないんです。

 

テストの復習というのは、間違えた問題から自分が何が分かっていないのかを確認し、そこに戻り、それを埋めるという作業です。

 

復習しろよというと、すぐ終わる生徒がいます。

 

もちろんん、本当にケアレスミスで落としているという場合もあるのでしょうけれど、終わるわけがないんです。

 

立ち戻る必要があるのだから。

 

 

例えば、直線の式を間違えたとします。

ただの計算ミス、あるいは、脳の誤作動的な感じで代入する数値を何故かミスっている場合もたまにあります。

こういう「ミス」のレベルの場合は、自分でそういうミスをすることがあるのだという意識をしっかり持ち、メモ的に書くだけでもそういったミスは減らせます。

しかし、これは「ミス」のレベル。

そうではなく、そもそも直線の式の求め方が分かっていない場合

求め方が分かればいいのか。

代入して連立やで~で済ませてしまう。

これがダメ。

傾きとは何か、y切片とは何か

きっとこういうこともちゃんとわかっていない。

だから、一次関数のそもそもの意味に立ち返っる必要がある。

 

こうやって戻らねばなりません。

 

 

③について

 

解きなおしは大体みんなします。

※それすらしない人は論外なので無視します。

 

けれど、それで辞めてしまう。浅いです。

 

出来る生徒は自分で解説を書くんです。

 

言語化したり、式で表現したりするんです。

 

数学は特にこれをするか否かで大きく変わります。

 

 

テストの復習というのは、こうやってやっていきます。

 

ね、時間かかりそうでしょ?

 

ですよ。ものすごく時間かかります。

 

しかしながら、時間をかけずにスイスイ進んでいけるほど、簡単な道ではありません。

 

こういう苦行とも思える作業といかにじっくり向き合っていくのか。

 

それが成績アップの秘訣です。