上位校を受ける上で、数学が取れないと、合格はなかなか厳しい。
あ、もちろん、何度も言っているように英語、国語、理社はとれるっていうのが大前提の話ね。
その前提があったうえで、数学でどれだけぶち抜くか。
それが上位校です。(だと私は思っています。)
慣れてくると、点数が跳ねあがります。
すると、自信が出てくる。
何度も何度もボコボコにされてきた数学で点が取れるという感動と、ゲームみたいな楽しさ。
勝てるという感覚。
これが形成されてくる。
とことが、絶対に数学を当てにしてはいけません。
当塾の上位校を攻めた生徒なら、分かるはず。
かなり力はついた。ぶち抜くこともある。
なのに、何もできなということがたまにある。
40点とか50点とか、そういう点数の出来なかったではない。
力がついて来たはずなのに、20点とか、10点とか。
絶望しか感じないような点数になってしまうことがある。
上手くはまらなかったわけではなく、問題が異常に難しかったがために。
分からないでしょ? そんなことあるの? って思うでしょ?
あるんですよ。本当にどうにもならない問題が。
去年の明大明治とか、男子校最後の年の法政第二とかはそういう類なんです。
もっとどうにもならんものもたくさんあります。
本番何が起こるかは分かりません。あらゆる事態を想定しておきましょう。
もし、本番、自分の受験する学校でそれが、数学の異常な難化が起きてしまったとき、その時にキミたちを救ってくれるのは
これまでに培ってきた最低限これを取らねば私に詰られるという問題の選球眼と、他の科目も暗記物です。
もちろん、他の科目だって難化することはあります。けれども、その落差が最も激しいのが数学です。
だから、数学は警戒が必要です。
いいですか?
数学をあてにしてはいけません。
数学は、キミたちのこれまでの努力を平然と裏切ってくることがあります。
力はついてきました。
でも、だからこそ、そうなり得るという事を想定して、他の科目を怠らずに最後の詰めをしていきましょう。