上位校志望者の入試動向です。
大学入試の変遷をうけて、高校入試動向も大きく変わってきています。
ここ数年、私大付属の人気が凄まじいことになっていますが、今年もこの傾向が続きます。
例えば、明大中野のボーダーラインが20点以上も上がったり
例えば、中大杉並のボーダーが20点くらい上昇したり
例えば、中大付属のボーダーが8割近くになってみたり
全体として、進学校は減少気味、私大付属の人気が依然として高い
【男子】
▼ 国立の志望は昨年並み
▼ 都立志望は減少。しかし、日比谷は高騰
▼ 私立は私大附属がさらに高騰
〔私大付属〕
早慶マーチともに上昇
これまでは早慶がダメなら大学入試でリベンジという受験をしていた子たちが、マーチをおさえに来るという手堅い選択が多くなりそうです。
〔進学校〕
国立はあまり変わらないものの、都立、私立の進学校は大学入試動向が読めないためか減少傾向。
筑駒、筑附、開成、日比谷は依然として元気です。
最上位校志望者はこれまでと変わらず。少し下のラインで大学入試を避けようとする傾向があります。
都立と私立進学校で比較すると、都立は減少。私立進学校は昨年より少し増加。
【女子】
▼ 国立の志望は昨年並み
▼ 都立志望は昨年並み
▼ 私立は私大附属は以前として超人気
〔私大付属〕
早慶は若干減少、マーチは上昇
早慶を避けてマーチを手堅く抑えに行くという戦略の子が増えているようです。
〔進学校〕
筑附、日比谷は依然として人気。
志願者数も増えています。
お茶の水も上昇。
それ以外の学校は例年並みだと思われます。
トップ層はこれまで通り、そのちょっと下で大激戦が繰り広げられることとなるでしょう。
半端な実力じゃあ受からない!
トップ層はこれまで通りです。全体としてみれば、ちょっとだけ減少しています。
しかし、これは楽になったというわけではありません。
むしろ、受かったらラッキー的なチャレンジをしに来ている子は少ないというだけの事であり、最上位志望者は精鋭たちのバトルです。
一番激戦となるのはやはり、マーチランクでしょう。
ここ数年のボーダーは本当にとんでもない。
これまでだったら受かってかであろう生徒が平然と落ちる。
補欠はもう回ってこない。
これが当たり前だと思わねばなりません。
もう一度
半端な実力じゃあ受からない!
圧倒的な実力をつけて臨みましょう。