どこかへ行くとき、大体目的があっていきますよね。
特に理由もなく赴くということはあまりない。
塾に来るということは、勉強をしに来ます。
だいたいの場合、講師から与えられたものをこなしていく。
最初のうちはそれでいいかもしれません。
けれども、そればかりではダメだと思います。
ここ2,3年かな?
私は、あえて放置するということをやってみたりしています。
塾に来て
さ、授業だな。今日は何やるのかな?
と思ったら、私がなかなか現れないとか、黒板に好きにせよと書いてあったりとか。
本来何かあるはずの時間のところに、あえて空白を入れる。
何故かというと、そういう空白の時間が現代は少なくなっていると思うから。
現代社会って、次から次へと何かが流れてきて忙しいですよね。
そして、そういう空白の時間があると自分で「どうしようかな?」と考えるから。
批判されそうだけれども、その空白の時間、私は本当に何をしてもいいと思っています。
誰かとしゃべるのでもいいし、自分の勉強をしてもいいし、あるいは、本を読んでもいい。ぼーっとしていてもいいです。
長期スパンでやるべきことは提示してあるので、それをやってもいい。
私が何をやってもいいといっている以上、私が許す範囲内においては、本当に何をしていてもかまいません。
塾内にいなくても、外に散歩に行ってもよいです。
とにかく、与えられたものばかり、与えられたものだけではなく、自分で考えてみる。
何かが本来あるはずのところに、急に空白が出来たとき。
そういう時間を有意義なものに変えられるかどうかが、その人の生きる力なんじゃないかな?とか思ってみたり。
だって、本来、私たちにある時間なんて、空白だらけなのだから。
そして、その空白の時間に何をするかは、生きていくことそのものであるわけだから。