ここ10年くらいでしょうか、世の中をぼんやりと眺めていて感じること。
ずっと私が言っているテーマのようなものでもあるのですが
世の中は物語を欲しているのだと思います。
だれでもやりたいことを実現できる社会を!
自己実現を!
自分の好きなものを!好きなことを!
こういう風潮。
素敵だと思います。
でも、それが自分で考えれらる人って、どれくらいいるのだろうかとふと思います。
キミの好きなことは何?
やりたいことは?
と言われて、そんな簡単に何かが見つかるわけではない。
選択肢が無限に提示されているようで、じつは全然無限なわけではない。
考えるというのはエネルギーをとても使うから、楽をしたい。
だから、誰かが用意した物語に乗っかりたい。
そういう気持ちがあるのではないかな?
と思います。
私は物語る存在でありたいなと思います。
そして、当塾から旅立っていく子達も、物語る人になってほしい。
そんなことを想いながら、物語る日々です。