我々は「何もすることがない」という環境に耐えられない存在となってしまっています。
この期間、ちゃんと朝から起きている人は、かなり時間があって暇でしょう。
課題が日々投下されますが、もし、それが無かったら、何をするでしょうか?
あるいは、それが終わった後は?
ゲーム、テレビ、マンガなどなどたくさんの娯楽がありますが
それは、本当にキミたちがやりたい事だろうか?
特に
スマホやダラダラ見ているテレビ、何度も読んだ漫画。
これらはキミたちがやりたい事だろうか?
違いますよね。
単に、「暇つぶし」なんです。
本来そこで
何かに思案する
人の話に耳を傾ける。
書物を読み思考する。
そういった時間であったはずの時間が
娯楽産業に侵食されるようになりました。
キミたちの「時熟」のための「暇」を食われているんです。
ゆえに、物を考えられない人が増えているのでは?
と私は思っています。
何かが熟するには時間がかかります。
物事は習ってすぐ理解できるものでもなければ
知ってすぐに使いこなせるようになるわけでもありません。
あるいは、ふとしたきっかけで
急に以前見聞きしたことが他のものとリンクして世界が広がることもあります。
何もしないこと
そしてその中で悠然と佇み、思想に耽る
本を読み、他者の智恵を、見識を味わう
そのような時間を持ってほしいなと思います。