承認を求める社会⑥ | ZENT進学塾

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【多様な評価軸】

 

前回の続きです

 

人間の価値はコミュ力では決まりません。

 

ですが、今の子たちは(あるいは社会全体は)あまりにもこのコミュ力に囚われてしまっています。

「コミュ障だから…」と自嘲的に言う子が非常に多いのがその証拠です。

 

対人関係は評価軸が多様であればあるほど面白いものです。

 

さらに、評価軸が多様であれば、多様な人間が育ちます。

 

ですが、対人関係における評価軸はコミュ力です。

 

特におそらく、今の学校は「多様な子を」とうたってはいても、現実は多様性は失われ言っているのではないでしょうか。

 

自分をさらけだせば、空気を乱してしまいますし。和を乱す生徒は厄介者扱いを受けます。

 

私が小学校5、6年のときの先生は、ある子がどういった子かをクラス全体に波及させるのが非常にうまい先生でした。

 

時には「○○は勉強できない」と平然と言ってしまうこともありましたが、一方で、「こんな優れたところがある。だから素晴らしい」とみんなの前で言う先生で、思い返せばその子が中心となるようなイベントを企画までしていました。

 

結果、ある場合にはクラスでは目立たないような子が中心になることが普通にあり、みんなも自分が中心になったり、目立つことに慣れていったように思います。

 

和を乱すことにもむしろ積極的で、人と違うことを評価する先生でした。

 

このように、評価軸は一つでは無いのだということを示し、他人を尊重することはもちろんなのですが、それ以上に周りとは違う自己を尊重することを教えていくことが重要なのではないでしょうか。

 

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