こんにちは。
ZENT進学塾の坂口です。
7月前半の中3に、都立の過去問を解いてもらいました。
当塾では学校の内容を一通り教え終わっており
ほぼすべての問題が解ける状態です。
都立志望の中で、一番取れた子が76点。
内申点がざっとオール3ぐらい。
都立入試での合計点を640/1000とすると、
田園調布や向丘などが戦えるかどうか。
雪谷や広尾などは現在は不可能でしょう。
もちろん、入試問題の内容だけを見れば
現時点でも立派な点数です。
よく復習し、学校レベルはわかっています。
そのため、この子の課題は内申点への
対策をする必要があるということ。
全体的に、まだまだ上を狙える点数です。
対して、日頃から復習を怠っている子は
同じ問題で30~40点しか取れませんでした。
内申点も普通ぐらい、オール3です。
当日40点だとすると合計460点ぐらいなので
八潮で勝負、大森でなんとかぐらい。
残念ながらオール3で当日30点の子は
ほとんどの都立高校の基準点を下回ります。
つまり、不合格になるということです。
今回、都立の問題をリスニング込みで
実際に解いてもらった目的の1つは
この現状を認識してもらうためです。
特に、日ごろから勉強していない子に。
周りに自分より成績が低い人がいるから大丈夫。
成績はオール3あるから余裕だ。
こんな甘い考えを一気に吹き飛ばし、
夏に全力を注いでもらう布石です。
自分を知って、ようやくスタートラインですから。
都立志望を掲げている全ての生徒が
口を開けたまま動かなくなりました。
自分の立ち位置とゴールが見えたので、
この夏、彼らは一生懸命頑張ってくれるでしょう。
夏だからと時期的に受験勉強を始めるのと、
受験を意識して夏に勉強を始めるのでは大違い。
ぜひ実りのある夏を過ごしましょう。
では、また次回の更新で。