マヨネーズが必須の食べ物は?
我が家はポテトサラダで間違いなしに変わりありません
が
戦後マヨネーズが普及し始めた子どもの頃
より
マヨネーズは大好き―――
当時から
ご飯にさえフリカケていた私がいるほど
の
マヨネーズ………
▼本日限定!ブログスタンプ
2024年3月1日(金)
こんにちは雪月 剛(ゆづき ごう)です。
早いもので…今日からは3月……
今朝も早々にアメーバさん
より
「 リブログ 」が二編寄せられていて
その二編目……
この度もかなり長文とはなります
が…
どうか
よろしくお願いいたします~~~
〈 原文に段落行間隔らの改定を施しています… 〉
”雲泥の違いだ!
- テーマ:
- ブログ
雪月 剛のブログ55 ノンフイクションシリ―ズ㊵
では――――
本来は違う雪月 剛ブログ記事を用意していたのです
が、
新型肺炎コロナウイルスで現在(いま)日本中を席巻、
否、
世界中が非常事態に陥っている情況です
ので、
前回、
「 新型コロナウイルスとミッドウェ―海戦 」
と同様、
生命に関するお話を続けたいと思います。
私は、嘗て長年にわたり、
うなぎの養殖に始まって、
中部地方パイオニアと称されたヒラメの養殖、
更には、その上
に
海水魚、
主にヒラメ稚魚の人工孵化事業に取り組んでいたこと
は
既にお話してきたことであります。
魚の養殖とは、〖 経済動物 〗、
つまりは、
〖 生命を宿す商品 〗を人間の都合に拠って、
自然の中に棲息している生物
を、
即ち
〖 人為的に生産、育成 〗 をする作業ということであり、
〖 食物連鎖 〗
という
人間社会に拠ってつくられた
〖 きれいごと、偽善!?〗な言葉ではなく、
《 弱肉強食!! 》
の
一環に確と容れられるものであると私は捉えているものです。
さて、
水産養殖という職業
で、
最も筆頭にくる絶対的に欠かせない原則で基本となる仕事
は、
飼育している経済動物の魚が順調に育成されているかどうか
を
「 24時間態勢で正確に情況が観察把握ができているかどうか 」
に、
全ての生命線が懸かっています。
水産養殖、
中でも、取り分け
うなぎ養殖、や、海水魚ヒラメら海水魚陸上水槽養殖
は
同じ人為的とは雖
も、
自然の中の海上生簀(いけす)とは一線を画するものではあります
が
〈 詳述はまたの機会に 〉--------
何れ、どちらにしまして
も、
水産養殖
は
〖 病気との闘い 〗といっても過言ではありません。
また、
扱う相手が経済動物である限り
〖 己自身が持つ、経済欲との闘い 〗
の
連続でもあるのです。
この度の
新型コロナウイルス事件での政府首脳陣と官僚側
が、
もしも
水産養殖に携わっていたとした
ら、
破綻(はたん)に向かってまっしぐらの対処にしかみえないものです。
「 24時間態勢で正確に情況が観察把握ができているかどうか 」
に
全ての生命線が懸かっている、
と
私は断言をしました
が、
設備への事故に対する監視も同時にはあるのです
が、
何と言って
も
〖 魚の病気 〗に対する常時の観察に尽きるのです。
何故か!!
それは、何が何で
も、
早期発見に尽きる問題だからの所以です!!
何度でも繰り返します
が、
魚とは雖
も、
一家の生計を立てている経済動物なのであります。
全滅でもさせてしまえば、養殖業一家生命
の
存続にかかわるのです。
皆さん、 魚を飼育している限り、真さに真剣勝負、
一切の手は抜けないのです。
手を抜いて事故、 及び、 〖 病気 〗を見逃してしまった
ら、
即、
自分たちに危機が降り懸かってくるからの所以です。
災いが、
事故からではなく、 病気の方からやってきたとすれ
ば、
その〖 病気 〗を、
仮に、もしも見逃してしまったとした
ら、
他の水槽に伝播(でんぱ)しているかも知れない
と
畏れるのが水産養殖の定石であり、
鉄則となるものです。
水産養殖の基本中の基本。
この事象は家畜業界にあっても共通の鉄則事項となるものです
が、
ここでは魚のみに限定をさせていただくこととします。
極、常識的なお話ではあります
が、
少しでも良質の飼料を与え(食わせ)、
ちっちゃな稚魚
を
「 人間が食する成魚 」 へと人為的に育成をさせる。
その
大きく成長させた分の差額で収入を得る仕事。
ざっくりと申さば、
元々自然の中で棲息してる魚
を、
人間が人為的無理矢理に成長をさせてしまうのです。
飼育主の欲の間違いに拠って、一歩手許が狂う
と、
たちまちにして消化不良らを起こし、
真っ先
に、
魚の消化器官などの循環器系統の病気を発生させます。
それに則った体力消耗により、
様々な病気を誘発してしまう情況ができてしまいます。
魚の病気に対する対策方法ついて、ここでは詳細の割愛をさせていただきます
が、
魚も、
何度もいうところの動物や、人間と基本的には全く一緒です。
何をかいわんや、
それどころか、 太古の時代、
水中の魚類より地上に産まれ出てきた
のが
現在(いま)の動物、そして人類の順番であった筈------
ま、それはともかく、
水槽、他の池に拠って程度の差こそは生じます
が、
発生させた病気が他の水槽、各池に伝播(でんぱ)する場合が多くなるのです。
無傷で済むという幸運には、中々巡り合えない道程を迎えてしまいます。
日本国の水産養殖業
は、
概ね、地区に拠って地場産業として固まっている所が殆どです。
その特徴を以って、
病気の波及
は、
一個人の養殖事業所だけでは済まず、
新型コロナウイルスと全く同じ動向、
次第に
蔓延してゆく場合が多いのです。
一度発生すると固まった地区だけではなく、
何故か?
全く無関係の、遠く離れた隔離状態にまでなっている事業体にまで
及ぶという、
不思議な現象までが発生してくるのです。
現在のうなぎ養殖
は、
すべてビニ―ルハウス加温式施設内で行われています
が、
その起源をご存知の方、
または
昔の露地池式養殖鰻時代を識っている方
が
果たしてどれほどおられるでしょうか?
うなぎは、温帯性の生物であります
ので、
冬季には池の、それも、良質な泥中
で
春季を迎えるまで冬眠をする魚類であること
を
識っておられるでしょうか?
もう半世紀も経っているでしょうか。
日本国中のうなぎ好きなら誰もが識る、
当時は、
浜松がうなぎの大産地でありました。
次いで愛知県の東西三河地方、
そして、
三重県が日本国の主な産地を形成しておりました。
その大産地浜松発
で
後に判明、
鰓腎炎(えらじんえん) と名付けられた病気が発生しました。
そして
現在(いま)
世界中を脅かしている新型コロナウイルス同様、
見る見る間に全国へと波及、蔓延をしてゆきました。
感染経路だろうが何だろう
が、
当時はどうした経路で伝播(でんぱ)してくるのか皆目解りませんでした。
未だに解明はされないまま
に
終焉(しゅうえん)をしています。
それ以来、、
うなぎの病気は浜松方面よりやってくるのを常としていました。
私が養魚界に就いた当初の主力飼料
は
〖 生餌〈 イワシ、サンマ、ホッケらゝ 〉 〗という鮮魚だけでした。
ですが、
時代が代わり、数年が経った頃
より
メ―カ―の工場に拠ってつくられる、
配合飼料に取って代わられる時代を迎えました。
その理由から、
ひょっとしたら、
人工的につくられる配合飼料に原因があるのではなかろうか?
と
疑った人たちもいて、
元々の〖 生餌 〗の形態に戻してやり続けた養魚家もありました
が、
結果はやはり、
〖 鰓腎炎 〗の治まる気配は全く望めませんでした。
昨年の暮れ、
立ち寄った最寄りの図書館のリサイクル棚
に
偶然の縁で出遇った一冊の本
を、
ここに、
少しでも皆様の参照となるように載せておきます。
既に、
20年前の本 とはなります
が、
人類に警鐘を鳴らしていたお人
が
この日本国にまた一人おられたことを識った本です---------
『 地球環境報告Ⅱ 』、
石 弘之氏(1940年~)著、岩波書店。
1998年12月出版。
〈 環境悪化の影響
が
いよいよ、
水資源枯渇、漁業資源の減少、土壌劣化、
------身近に迫ってきた 〉。
〖 鰓腎炎 〗の主原因
は、
環境を容れた複合的な要因が齎(もた)しているのではないか
と、
常々、私も捉えていた所以
から、
石 弘之氏
が、
真摯な学者としての確とした分析をされていたこと
を識って
胸を撫(な)で下ろしているものです-------------
経験則を重ね、
〖 塩分が鰓腎炎に効果的 〗
だと
次第に解るように
なり、
〈 私と、私の地区の養鰻家連中で気付く成り行き
となり、
全国に伝わって行ったのです 〉
大被害は免れるようになってはゆきました
が、
殆ど毎年の発生をみるように
なり、
安定的な養殖が非常に困難な時代へと突入してしまったのです。
根本的に、現在(いま)とは違って、
当時の養鰻家の殆どは自給自足の稚魚シラスでした
ので、
営業は何とか凌(しの)いでいました
が、
被害は甚大に上るもの
で、
計画的な営業など全く臨めない不安定な情況が続く惨状を迎えていました。
うなぎが棲息(せいそく)する生態系の適温
は
元々が28℃~30℃が最適温度。
そこで、
ビニ―ルハウス加温式施設の研究が始まり、
最初は稚魚シラスの育成より着手、
そして、次第
に、
ビニ―ルハウス加温式内の周年一環養殖となり現在(いま)に至っている
という
現状〈 歴史? 〉があるのです。
適温ではあるのです
が、
ビニ―ルハウス加温式養殖
は、
増々自然に反する人間の行為なのでしょう。
育成は非常に高い成育効率とはなったのです
が、
コストが懸かる
分、
増々高密度飼育の要求をされる時代となり、
今度は病気に対するアバウトな対応
が
寸分も許されなくなりました。
先日、所ジョ―ジ氏の番組、いま人気絶頂
の
『 ポツンと一軒家 』 を視聴をしていたところ、
稚牛出荷専門という家畜農家の老夫婦を映し出していました。
その中で
『 あゝ、嘗ての自分と全く同じだなァ 』
と
記憶の底を呼び戻されたシ―ンをつくづくと眺めてしまいました。
奥さんでもある、おばあちゃん
が-----------
『 出産に慣れない母牛がね、
時機(とき)
には
産まれ落ちたばっかりの自分の稚牛
をね、
誤って踏んで殺してしまう場合があるんだよ。
だからね、それを守るため
にね、
ちゃんと立ち上がり大丈夫だと判断できるまで、
こうしてね、
赤んぼ牛に添い寝して
ね、
ずっと過ごすんだよ 』
といって
産まれたばかりの赤ちゃん牛
を
抱いて寝ているシ―ンを観せていたのです。
私も、
養魚、及び、ヒラメ稚魚の人工孵化に当たって
は、
孵化水槽の直ぐ傍に発泡スチロ―ルをベッド代わりに敷いて、
よく
寝ていたことを想い出していたのです。
どんな
微(かす)かな異常すらをも見逃さないためにです。
その基本
は、
どんな種類の成魚だって全く変わりはありません。
成魚は大きくなって、体力が付いきて、
少しは
余裕を持たせてくれている違いだけなのです。
経済動物の飼育には、〖 病気 〗を出さないことが最良の方法なのです
が、
ですけれど、
そんなこと現実的には殆ど不可能なことです。
経済動物に携わる〈 関わる 〉人間のやれること
は、
《 一にも二にも三にも、全部! 》、
早期発見
〈 人間の難病、ガンと全く同じです--- 〉
に尽きます。
そしてその上
で、
対処処置に対峙してゆくのです!!
魚類で、
即、絶対的実行をしなければならぬ原則
は、
何を先に置いても、直ちの餌給仕中止-----------
魚類の場合
には、
魚体に食物〈餌〉が入っていたら、物凄く体力に負荷が懸かり体力を消耗、
病気に対抗する抵抗力が著しく低下してしまう理由からです。
〈 養殖の知識がないお人
には、
とても不思議な現象に映るやも知れません
が、
魚類に体力がある裡
は、
餌を腹一杯食べてしまうものなのです。
それこそ、
死ぬまで食べ続けてしまうといっていいほどです----- 〉
早期発見が遅れる
と、
遅れれば遅れる
ほど
〖 病気 〗
の
被害は甚大なものとなってゆき、
場合に拠って
は、
手遅れ、全滅をさせてしまうことさえ起きます。
この原理現象は、 大きい小さいに関わりなく、
前回ブログ 《 ミッドウェー海戦 》 のお話
と
寸分違わなく繋がるものと思います-------------
うなぎは、
魚類の中でも魚体が最高に強い部類
で、
処置にまだ手が打ち易い魚だとは思います
が、
これが、もしも、
ヒラメや、鯛、ハマチらで処置が遅れてしまったとしたなら
ば、
イチコロになりかねなくなります。
である所以を以って、
作業以外
は、
毎日、毎時間
が
魚の観察に明け暮れるという分けなのです。
その事情
は、
前述の牛農家の老ご夫婦も全く同じ意味のお話をされていました。
テレ朝、羽鳥慎一氏モ―ニングショウ
で
前回のブログで取り挙げた玉川徹氏
が、
『 新型コロナウイルスに立ち向かわなければならない任務を持つ、
政治家も官僚
も
危機感がまるでないよ!!
だから
後手後手と廻ってしまうんだ、
全く莫迦としか言いようがない!!------ 』
と、
嘆き叫んでおられました
が、
昨日、夕方6時より始まった、
NHKでの新型コロナウイルスに対する安倍総理大臣
の
決意表明と記者会見
を
しっかりと視聴をさせていただきました
が--------
もしも彼ら政治家、
それも
トップリ―ダ―である筈の政府首脳陣や官僚
が、
老ご夫婦が携わっておられる牛農家、
及び
水産養殖業らに携わっていたとした
ら、
全員が
破綻(はたん)を迎えること間違いなしです!!
事実、
官僚上りのお人
〈 水産試験場職員、大学教授やら学者の方ら 〉
で
水産養殖業において成功をした
というためし
を、
こんにち
まで、
限りなく私は聞いておりません。
-------シリ―ズ㊵は以上です。
ノンフィクションシリ―ズ㊶に続きます--------
2020年3月1日
雪月 剛(ゆづきごう)
―以上がリブログです。
長文を
まことにありがとうございました。