こんばんわ。
前回記事の続き
『ごとぱず』キャンプイベ 後半パートレビュ-記事です。
願いが叶うという星空を見るため 山奥のキャンプ場に来た五つ子ちゃんたち
フ-タロ-は荷物持ちとして同行してます。
5話から。
星空が有名なキャンプ場に行きたいという五つ子に
荷物持ちのバイトとして同行することになった俺は
準備中 突如聞こえた悲鳴の元へ 慌てて向かったのだった―――
「どうした!?」
「あっ・・・上杉さん!」
「大丈夫か 四葉」
「驚かせちゃってすみません 火を点けたら思った以上に燃えてびっくりして・・・」
「確かに・・・ かなり燃え上がってるな」
しかし よく見ると焚火の周りは しっかり石で囲まれてるし
木の積み方も俺が本で見た通りの正しい形だ
「これは・・・木が乾いてたのと積みすぎで
一時的に勢いよく燃えただけか?」
「確かに・・・張り切って積みすぎちゃったかもしれません」
驚いてやってきた他の姉妹たちに説明を終えた四葉と俺は
一緒に火の大きさを調整しながら準備を進める
「火が落ち着いたら パエリアの鍋を奥スぺ-スと バーべキュ-用の鉄板の設置ですね」
「それができれば調理に入れる訳か」
「そうです! 鍋を吊り下げる用の支柱の準備もできてます!」
「準備ができたら 二乃がご飯を作ってる間に
椅子やテーブルを組み立てておけば私の担当作業は終わりです」
「晩御飯楽しみですね そのあとの星空も!」
「ここの星空は特別なんです!願い事が絶対叶うっていう噂がありまして・・・」
「そんなに星が見たいのか?」
「え-っと・・・それは・・・
とある条件を満たして星空に願い事をすると叶うそうです!」
女の子はこういうの好きですね
「曖昧な言い方だな・・・」
準備が終わり 辺りには料理の美味しそうな匂いが立ちこめる―――
「はいっ! 二乃特製 夏野菜パエリアと ボリュ-ムたっぷりバーべキュ-よ!」
「美味しそうです・・・っ!」
「まさか山の上でこんなに豪華なパエリアが食べられるなんて!」
「飯盒で炊いた白米なんてつまらないでしょ?
せっかくなら おしゃれなキャンプにしないとね」
小学生の頃連れて行ってもらったキャンプで 飯盒炊爨やったことあります
炊きあがったら飯盒をひっくり返して底面を数回 軽く叩いたり
私のとこにはなぜか新品の飯盒が1つあります
「ほら よそってあげるからお皿貸しなさいよ」
「は-い よろしくね~二乃」
「それでは私は この焼き加減が絶妙な お肉の串を・・・」
「・・・う-ん! ソースとお肉の旨味があわさって最高です!」
「いい景色を見ながら食べると ご飯の味も違う気がするね」
「上杉さんもたっくさん食べましょう! はいっ! これとこれと・・・」
「入れすぎだ!!」
「は-・・・お腹いっぱい」
「もう食べられません~・・・」
「あれだけ食べればな・・・」
「それだけ私の料理が美味しかったってことね」
「そろそろ日が暮れるし ちょうどいい時間かも」
「見て よく見たらもう 夕日の中に星が光ってる」
「お前らがお待ちかねの星空か」
「お待ちかねってほどじゃないけど・・・」
「そういやお前ら 飯のあとに
なにかしたいって言ってなかったか?」
「えっ・・・」
「え-っと・・・」
「それは・・・」
「さっきからどうも歯切れが悪いな・・・」
夕日が沈み 気がつくと空には満天の星が輝いていた
「わぁっ・・・すごい」
「星座探すのに双眼鏡出したほうがいいかな?」
「いらないんじゃない? 目を凝らしたら かなりはっきり見えるもの」
「向こうにある星座は何でしょう 見たことがあるような・・・」
「フータロ-・・・ 分かる?」
「簡単だ あの星座は・・・
北斗七星だ」
「北斗七星・・・ 確かに 知ってる形かも」
「でも・・・ あの星座見つからないね」
五つ子ちゃんが探してる星座は・・・
「あの星座って?」
「織姫と彦星の星座・・・ ベガとアルタイルです」
天の川を挟んだ両側にあり、年に1度七夕の日にだけ会えるというあれです
ベガとアルタイルはたしか 東の方に見える星座だったはずだが・・・
五つ子ちゃんたちは重大な間違いをしています
「小高い丘と森のせいでちょうど見えないな」
「えっ・・・!? それじゃあ意味ないじゃない」
「休日なのに 私たちのようにテントを張っている人がいないと思っていましたが
もしかして・・・」
この間違いに最初に気付いたのは五月ちゃん
「三玖 そこにあるキャンプ場のパンフレット見て!」
「ここ 西キャンプ場だ・・・ 反対側の東キャンプ場に行かないと
アルタイルとベガは見えないみたい・・・」
「ええ~っ!?」
「なによそれ・・・ 分かりにくすぎ!」
「こうなったら・・・行くしかないね!」
「今からか!?」
五つ子ちゃんはお目当ての星を見るため 東キャンプ場へ強行移動します
そうして俺は満天の星の下 五つ子とともに反対側のキャンプ場に行くために
山道を全力で進むことになった
「ゼェ・・・ハァ・・・」
「もう少しだね・・・急がなきゃ」
「ほら 早くしなさいよ!」
「絶対にそこで星を見ないとダメなのか?」
「ええ・・・場所が大事なんです」
そこで俺は 昼間に四葉が言っていたことを思い出す
ここから回想シ-ン
「ここの星空は特別なんです! 願い事が絶対叶うっていう噂がありまして・・・」
「噂?」
「え-っと・・・それは・・・
とある条件を満たして星空に願い事をすると叶うそうです!」
「なるほど・・・願い事を叶えるためか」
「あはは やっぱり気付くよね」
「昼間からずっと 星空を見ながら願い事をしたいって思ってたのは確か・・・」
「そんなに叶えたい願いがあるのかよ」
「絶対ってわけじゃないけど・・・」
「うん でも 絶対に叶うって言われたら見たくなっちゃうよね~」
「願い事・・・してみたい」
「ええ 少し恥ずかしいですが・・・」
「恥ずかしいって?」
「実は 噂の正しい内容は・・・」
「『ベガとアルタイルが輝く星空を見ながら 大切な人と手を繋いで願い事をすると
その相手に関する願い事は絶対に叶う』らしいんです!」
全ステ-ジクリア後に開放される一枚絵
このあとはエピロ-グに続きます
暗い木々を抜け 着いた先のキャンプ場にも満天の星空が広がっていた―――
「着いた~!」
「ねえ見て! あれってベガとアルタイルよね?」
「ほんとだ!ちゃんと見える!」
「うん・・・ 間違いない」
「それでは・・・ ここが『願いが叶う星空』なんですね」
五つ子のやつ・・・かなりはしゃいでるな
そんなにしたかった願い事が何なのか 気になってきたな
ここから分岐します
<一花さん>
「えっ 私の願い事・・・気になる?」
「う-ん そうだなあ・・・
こうやって手を握って フータロ-君とずーっと一緒にいられますようにって
お願いしちゃおうかな」
「えっ・・・!?」
「なんてね!やっぱりフータロ-君と同じテントで寝られますように-って
願うことにする」
「一花お姉さんと一緒に 星空の下で夜を過ごしちゃお?」
「からかうなよ!」
「あはは もうお願いしちゃったもんね~」
「まったく 急に人をドキドキさせやがって・・・」
「だが 本当に綺麗な景色だ
こいつと星空を見ながら朝までゆっくりキャンプの時間を楽しんで
願いを叶えてやる なんていうのもいいかもしれないな」
<二乃ちゃん>
「人の願い事を知りたがるなんて デリカシ-がないわね!」
「でもいいわ 教えてあげる ・・・ほら 手を貸しなさいよ」
「えっ!?」
「まだテントで誰と誰が一緒に寝るって決めてないでしょ
あの子たちと一緒に寝かせるわけにもいかないし 今夜は私があんたと寝てあげる」
「手を握ってお願い事をしたし これはもう確定事項よ? 観念しなさい」
分岐の最後はキャラが違うだけなので フータロ-のナレ-ションはパスします
<三玖ちゃん>
「わ 私・・・!?」
「私のお願いは・・・じ 実は・・・フータロ-と・・・」
「俺か?」
「・・・じゃなくて!
今日はたくさんお喋りしたいから 一緒のテントで寝れますようにって
お願いしようと思って・・・」
「うん ずっと一緒に・・・」
「そんなのでいいのか ほら」
「えっ・・・ もしかして 手・・・握っていいの?」
「ああ 大したことじゃないしな」
「ありがとう ・・・それじゃあ 握るね・・・」
「・・・ふふっ フータロ-の手 あったかいね
しっかりお願いしちゃった 叶うといいなあ」
「お おう・・・」
<四葉ちゃん>
「私ですか!?」
「え-っと・・・ナイショです!!」
「そう言われると余計知りたくなるな・・・」
「そうですか? じゃあ 上杉さんが手を握らせてくれたら教えてあげます!」
「って 俺に関する願いかよ!」
「まあいい 好きなだけ握れよ」
「えへへ ありがとうございます! それじゃあ・・・」
「・・・・・・・・」
フ-タロ-の手を握って 何かを願ってます
「・・・で 結局何を願ってるんだ」
「え-っと・・・ そうですね
今夜上杉さんと同じテントになって 朝まで楽しくお喋りできますように です!」
<五月ちゃん>
「私ですか? あなたが手を握らせてくれたら教えてあげます」
「・・・つまり 俺に関する願いか?」
「そうです ・・・今日のように あなたと過ごす時間はとっても楽しくて
これからもずっと この時間が続きますようにと 願い事をしたくなったんです」
「・・・あ でも 一緒のテントで寝るというのは いくら私たちの関係でもいけません!」
「ハンモックを持ってきたので 今日はみんなで星を見ながら寝るのはどうですか?」
以上 『ごとぱず』キャンプイベ レビュ-でした。
今日はここまで。
でわまた。