「余命10年」を書いた小坂流加さんの小説です。
作者が亡くなってから、作品が見つかり出版されたみたいです。
生きてさえいれば 著者:小坂流加
最初は、読みにくかったのですが、ページをめくるたび、ぐいぐいと引き込まれていきました。
自分が、事故にあったのが大きいのかもしれません。
小坂さんの願いを受け取れたのかもしれません。
自分にとって、強く心を揺さぶられた小説でした。
生涯のなかでも、ベストかも。
「いきていれば、ほんとうの幸を見つける旅を続けられる」
筆者の想いが、ひしひしと伝わってきました。
電車でしたが、涙を抑えられませんでした。
生きていれば、悲しみや絶望を乗り越えていけるんですよね。
とても、大切なことを教わった気がしました。