こんにちは
今回は…
先ずは…
薬王院の入口に立つ総ヒノキ造りの楼門から
それが…
「四天王門」は…
弘法大師の「1150年ご遠忌(ごおんき。50年毎に行われる大法要)事業」として昭和59(1984)年に建立されました。
山門には、その名の通り…
が、各方位を守護しています。
また…
「高尾山」の扁額は…
第三十一世貫首(かんす)
山本秀順(しゅうじゅん)大僧正の書です。
続きまして…
四天王門をくぐった右手にあるのが…
「天狗」は…
天上や深山に住む妖怪でしたが…
その後…
奈良時代に始まる山岳信仰と習合し(=修験者の化身)、
天狗を “山の神” と崇めるようになりました。
更に高尾山では…
御本尊である飯縄大権現の “随身” と崇めており…
団扇(うちわ)を持つ「大天狗」は煩悩を吹き払い…
刀を持つ「小天狗」は弱い心を断ち切ると…
されています。
これら2体の天狗像は…
永和年間(1375年~1379年)に京都の高僧・俊源大徳(しゅんげんたいとく)が、(荒廃していた)高尾山薬王院を中興してから630年を記念して…
第三十二世貫首・大山隆玄大僧正の発願により平成17(2005)年に造立されました。
大天狗・小天狗像の先にあるのが…
「八大龍王」とは…
天龍八部衆(古代インドの神々が仏教に帰依し、仏法を守護する護法善神となった八尊の神)の一人で…
福寿・円満の神様です。
また…
足元に流れる水でお金を清めるとお金が増えるとか。。。
そのためお金を洗うザルが借りられます。
八大龍王堂の先にあるのが…
「俱利伽羅堂」は…
赤い紐で結ばれたお守りが供えられていて…
良縁が頂けるというご利益があるそうですよ
俱利伽羅堂の先にあるのが…
薬王院には2つの大師堂がありますが…
「修行大師堂」には弘法大師像が安置されています。
その先は…
参拝記念品や土産物の売店が並びます
私のイチオシはこちら
高尾山かりんとう「柚子」
右手の階段を昇り詰めると…
その先にそびえ立つのが…
仁王門の正面には…
「阿吽(あうん)の呼吸」なる表現でもお馴染みですね
仁王門をくぐって振り返ると…
ここにも…
天狗の像が
さすが、高尾山ですね
仁王門をくぐった先にあるのが…
「大本堂」は、薬王院最大の建築物で…
毎日数回の護摩焚き(ごまだき)が行われています。
「護摩焚き」とは…
導師が護摩木などを燃やし…
その火で煩悩を焼き清め…
その炎に祈りを託し…
護摩木に記した諸願を成就させるという…
真言密教独特の修行です。
大本堂の圧巻は…
何と言っても…
巨大な天狗のお面
そして…
やはり…
天狗の石像
大本堂と同じ敷地には、3つのお堂があります
先ず右手にあるのが(前述の「修行大師堂」とは別の)…
こちらの「大師堂」には、お堂を囲んで…
四国八十八カ所巡りの石柱があります。
石柱の下には八十八カ所の各寺から集めた砂が納められていて…
それを踏みながら、1円玉をお賽銭として置きながら…
巡拝 していくそうです
大師堂の隣にあるのが…
「愛染堂」とは…
恋愛成就と縁結びの神様である愛染明王(あいぜんみょうおう)を祀るお堂で…
平成6(1994)年に建立されました。
堂の外に設けられた柵に5円玉を赤い糸で結んで奉納すると、良縁に恵まれるそうですよ
続いては…
飯縄大権現堂に向かう石段の途中にある…
「飛飯縄堂」命名の由来は…
昔々の大火で、お隣の日野市にある飯縄大権現社から火の玉が飛んできたことからこのお堂の名がついたと伝えられています。
また…
祠の中にある小石を持ち帰るとイボを含む皮膚病に効くという言い伝えがあり…
治った場合にはお礼に小石を二つお供えするそうですよ
石段を…
登りきったところにあるのが…
薬王院の中心となる「本社 飯縄権現堂」。
元々は江戸時代中期の建築ですが、平成10(1998)年に大改修が行われ、総朱塗りに極彩色の彫刻という華やかな造りとなりました。
寺院の中にあるにも拘わらず、鳥居を備えた神社建築です。
神仏を幅広く信仰した庶民のおおらかさが伺えますね
飯縄権現堂の左手にあるのが…
「福徳稲荷社」は…
シンボルである狐は、食物神である宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)の使いであるとされています。
「稲を荷(担)う」の文字通り、豊作を願う人々に信仰されました。
福徳稲荷社の左手にあるのが…
「天狗社」は…
縄大権現の従者で高尾山の守り神でもある天狗を祀っています。
天狗の力にあやかり足腰が丈夫になるようにと、下駄や雪駄、運動靴など奉納する人が多く…
祠(ほこら)の脇には、下駄などの置物が置かれていました。
石段を上っていくと…
見えてくるのが…
「奥の院・不動堂」は…
薬王院で最も古い、江戸時代初期に建立されたお堂で…
平成13(2001)年に修理が行われ、彩やかな赤漆の色彩が甦りました。
室町時代の不動三尊像や…
開山した行基、中興の祖・俊源の坐像が安置されています。
ということで…
最後に…
奥の院近くにひっそりとたたずむのが…
「冨士浅間社」の御祭神(ごさいしん)は…
木花咲耶姫(このはなさくやひめ)。
火を放った産屋の中で3人の子供を出産した伝説を持つ、火難除けの神様で…
噴火を鎮める願いを込めて、富士山頂の富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)にも祀られています。
また…
「富士登山は女人禁制」とされた江戸時代に、女性でも登拝が許された「富士山が眺められる高尾山」は、女性たちの富士山信仰の対象として大切な存在だったのでしょう。
冨士浅間社から高尾山山頂までは、600m(15分ほど)です
以上で、高尾山薬王院のご紹介を終わり…
次回は、5人揃ってのランチの模様を纏めます
今日の一句です。
ではでは
ろっきぃがお送りしました