明けましておめでとうございます
ブログの不具合(写真が取り込みにくい )が改善したので…
なんとか…
高尾山ハイキングの第4回を仕上げました
高尾山登頂を終えた…
秀子さん・和彦君・ろっきぃの3人は…
高尾山に来たら絶対に外せない霊場を訪れました
それが…
「高尾山 薬王院」は…
正式名称を「高尾山薬王院有喜寺(ゆうきじ)」と言う真言宗の寺院です。
天平16(744)年、聖武天皇(しょうむてんのう)の勅令により東国鎮守の祈願寺として、行基菩薩が開山したと伝えられています。
ご本尊は…
創建当初は「薬師如来」でしたので、「薬王院」と名付けられました。
現在のご本尊は「飯縄大権現(いいづなだいごんげん)」で…
「不動明王」、即ち「大日如来の化身」と言われています。
また…
戦国時代には、相模国の領主北条氏康(うじやす)・氏照(うじてる)親子の信仰が深く、薬王院や高尾山の保護に尽力しました。
現在は真言宗智山派の“関東三大本山”の一つとして、「成田山新勝寺(しんしょうじ)」「川崎大師平間寺(へいけんじ)」と並び称されています
因みに、真言宗智山派の総本山は京都の「智積院(ちしゃくいん)」です
「不動明王」は…
実は、私の“第三の故郷”と言っても過言ではない…
インドと関係があるのです
古代インドのサンスクリット語では…
「アチャラ」は「動かない」…
「ナータ」は「守護者」という意味から…
「アチャラ・ナータ = 揺るぎなき守護者」
= 「不動明王」を指し…
ヒンドゥー教のシヴァ神を起源とするのです
それでは、参拝しましょう
当日は山頂直下の「奥の院」から「浄心門」まで逆ルートで下りましたが…
分かり易くするために…
「浄心門」から「奥の院」までの順路
でご紹介します
しかぁ~し
またもや、内容が盛り沢山
ということで…
2回に分けて纏めます
1回目の今回は…
浄心門から天狗の腰掛杉まで
まず最初は…
「浄心門」は薬王院の寺域(じいき)の入口で…
門の扁額(へんがく)には「霊気満山」(=霊気に満ちた山)の文字が彫られており…
ここから先が“聖域”であることを示しています。
また…
門の至る所に貼られた千社札は、江戸時代に流行した「千社参り」の名残りだそうです。
浄心門の左手にあるのが…
「神変堂」に祀られている…
「神変大菩薩(じんぺんだいぼさつ)」とは、修験道の開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)のことです。
お堂の両側には善童鬼(ぜんどうき。男性)と妙童鬼(みょうどうき。女性)という夫婦の鬼の石像があり…
善童鬼からは「健脚」を頂き…
妙童鬼からは「腰痛平癒」を頂きます
しばらく進むと…
男坂と女坂の分岐点があります
男坂には石段がそびえています。
それが…
「百八石段」は…
“百八段”ある石段で、これは煩悩と同じ数です。
「南無飯縄大権現(なむいづなだいごんげん)」と唱えながら一段ずつ登ると、一つずつ煩悩が消えると言われています。
百八石段を登り切った右手にあるが…
「苦抜け門」は…
「苦しみを抜ける門」という意味だそうです。
「苦抜け門」をくぐると「三密の道」が始まります。
「三密」とは密教の秘密の教えで…、「身口意(しんくい)」=身体と口と心)のこと。
合掌する「姿」・真言を唱える「口」・仏様を思い描く「心」の3つを修行することで、「即身成仏(生きたまま仏になること)」ができるというのが、空海の教えなのです。
「三密の道」を上がりきると見えてくる白い塔…
それが…
「仏舎利塔」とは…
五重塔や三重塔と同じくお釈迦様のお墓で、仏陀(お釈迦様)の遺骨が収められているとされています。
仏舎利塔の背後には、仏教で最も大切な「十善戒(じゅうぜんかい)」が刻まれた門があり…
これらをくぐりながら一周することができます。
仏舎利塔の前に立っているのが…
「不動明王の化身」と言われる「飯縄大権現」は…
薬王院のご本尊として、寺内の諸堂に点在しています。
日本へは(インドから中国を経て)真言宗の祖である空海によって伝えられ…
現在でも「お不動さん」や「不動尊」の名前で親しまれています。
参道に出ると、右手に見えるのが…
「十一面千手観音」は…
「様々な悩みや願いを抱く多くの人々の心が創り出した存在」で…
「十一面」とは、本体の顔以外に10個の顔を持っているという意味。そして…
「千手」とは…
① 観音像が正面で合掌する真手の二臂(しんしゅのにひ = 両手)のほか…
② 数珠や宝鏡、宝弓などの持物を持った四十臂(しじゅうひ = 40の手)にはそれぞれ「25の法力が宿る」とされているそうです。(25×40=1,000だそうですよ)
更に…
観音の手にはそれぞれ1個の目が付いています。
これら「十一面」と「千手」を以て…
「どのような衆生(しゅじょう)をも漏らさず救済しようとする、観音の慈悲と力の広大さ」を表しているそうです。
再び参道に出て、ずんずん歩くと…
男坂と女坂の合流点に至ります。
そこにあるのが…
「権現茶屋」は “ごまどころ” を冠しているだけあって…
胡麻を使った食べ物が多くあります。
その代表が「ごまだんご」
男坂と女坂の合流点にある茶屋として、待ち合わせにはピッタリですね
今回、「食べた~い 」と叫んだのは私一人でしたので…
諦めました。。。
権現茶屋を出て、杉の巨木が立ち並ぶ表参道を進むと…
ひときわ大きな杉の木があります。
それが…
「高尾山のシンボル」と言えば “天狗” 。
御本尊である飯縄大権現の随身(ずいしん)として、或いは高尾山で厳しい修行を重ねる修験者に姿を重ねて、崇められてきました。
「天狗の腰掛杉」とは…
「天狗がこの杉の木に腰掛けて、参拝者を見守っていた」ことに由来しているそうですよ
さぁ
いよいよ本殿に進みましょう
と、ここでまたもや「1回あたりのアップロード容量」に達しました
ということで…
この続きは、また次回
今日の一句です。
ではでは
ろっきぃがお送りしました