明けましておめでとうございます
お正月には、まっちゃんの実家に弟家族が集まって新年会を開くのが恒例となっているのですが…
今年は武漢熱(COVID-19)の影響で…
中 止
一方、私の親せきの弟家族(ゆうちゃんとけいこさんとお嬢さんのめいちゃん)3人は、(このブログでご紹介したように)ニューヨーク住まいなので、なかなか会うことは叶いません
でも、名古屋に住んでいるじゅんくんとさきちゃんが来てくれました
ということで、静かなお正月を過ごしています
さて…
昨年末の出来事で書き残したことがいくつかあるので、今回はゆうちゃんとけいこさんが来日中に開いた会食について纏めました
(次回は日本酒セミナーについてです)
ときは12月12日(日)。
メンバーは…
場所は、このブログで3回ほどご紹介した…
(しばた)
大井町線の大岡山駅から徒歩7分のところにある(ろっきぃイチオシの)お蕎麦屋さんです
昨年9月27日に志波田本店を訪れたときのブログです
席に着くと、まず注文するのが一品料理
特に“揚げ物”系がオススメです
1皿目は、必ず注文する…
玉子焼き
いつもながらの優しい味わいです
2皿目も、いつも注文する…
ごぼうの唐揚げ
「ごぼう」といえば「きんぴらごぼう」ぐらいしか浮かばない私にとって、「唐揚げ」の発想は斬新です。
揚げることによって、ごぼう本来の風味が引き立ちます
ここまで来れば、当然に…
日本酒
ですね
店のオススメは、次の4種類
亀齢(長野)、龍力(兵庫)、酔鯨(高知)、八海山(新潟)
このなかからまっちゃんとけいこさんが選んだのは…
信州亀齢 純米吟醸
(きれい)
酒銘「信州亀齢」は長野県上田市にある岡崎酒造(寛文5(1665)年創業)が造っています。
旧北国街道の柳町通りにある岡崎酒造
余 談
信州亀齢を醸す岡崎酒造の酒造りがとても興味深かったので、3つご紹介します
① 杜 氏:
現在の杜氏(酒造りの最高責任者)は、岡崎美都里さん(昭和48(1973)年生まれ)。
東京農大醸造学科で醸造学を学び、大手酒販勤務を経て、ご実家である岡崎酒造に入社。平成15(2003)年より杜氏を務めておられます。
左:岡崎美都里杜氏。右:旦那さまの岡崎謙一社長
岡崎さんの醸した酒は、平成27(2015)年に開かれた第86回関東信越国税局酒類鑑評会の吟醸酒の部で最優秀賞、純米酒の部で優秀賞に輝きました
これは女性杜氏としては初の最優秀賞受賞で、「お母さん杜氏が造った酒」と報道され、蔵は一気に全国区に知られることになったのです
岡崎酒造の実力は、これだけにとどまりません。
平成29(2017)酒造年度の第106回全国新酒鑑評会で金賞を受賞
令和元(2019)年、世界最大級のワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」の純米吟醸酒の部で亀齢 山恵錦 純米吟醸が金賞を受賞
令和元(2019)年、第90回関東信越国税局酒類鑑評会の吟醸酒の部と純米吟醸酒の部で優秀賞をダブル受賞。さらに、亀齢 大吟醸が吟醸酒の部の特別賞(第2位)および長野県総代に選ばれました
令和2(2020)年、第91回関東信越国税局酒類鑑評会の吟醸酒の部、純米吟醸酒の部そして純米酒の部で優秀賞をトリプル受賞
令和3(2021)年、第68回長野県清酒品評会の純米吟醸酒部門で県知事賞を受賞
令和3(2021)年、第92回関東信越国税局酒類鑑評会の純米酒の部と純米吟醸酒の部で優秀賞をダブル受賞
この年は、純米酒は出品せず
ちなみに、日本には1,400ほどの酒蔵がありますが、女性杜氏はわずか50人あまりです。(ろっきぃ調べ)
2021年1月、週間SPA「ニッポンを変える100人」にも
選ばれた岡崎杜氏
② 酒 米:
岡崎酒造の酒米「ひとごこち」は、日本棚田百選に選ばれている「稲倉(いなぐら)の棚田」で栽培されています。
「酒米オーナー制度」で棚田米の使用を拡大。
右端は、棚田保全委員会委員長の久保田良和さん
稲倉の棚田は風通しがよく害虫がつきにくく、斜面のために日照時間が長く、さらに昼と夜の寒暖差が激しいため、美味しい米ができると言われています。
棚田で栽培される酒米(上画像)とアルプスの伏流水(下画像)
③ 蕎麦に合う日本酒:
岡崎酒造のHPを訪問すると、次のようなコラムがありました
酒蔵のHPは数多くありますが、わざわざ「お蕎麦に合う酒」と書いてあるHPは初めて見ました
さぁ、信州亀齢 純米吟醸が登場しました
乾杯~
お酒が苦手なゆうちゃんと運転手のろっきぃはお茶で。。。
揚げ物が続きますが、絶対に外せないのが…
レンコンはさみ揚げ
(おろしポン酢)
ついつい注文しちゃうんですよね 歯ごたえがたまりません
玉子焼き、ごぼうの唐揚げ、レンコンはさみ揚げを取り分けると…
こんな感じ
けいこさんとまっちゃんは、日本酒があっていいなぁ。。。
(by ろっきぃ運転手)
とり竜田揚げ
もう一品、揚げ物が続きます。
(ゆうちゃんとまっちゃんは揚げ物好きのようです)
志波田本店の揚げ物には、“ハズレ”がありません。
さぁ、そろそろ蕎麦・うどんを注文しましょう
豊富な蕎麦・うどん・丼もののメニュー
野菜あんかけうどん
まっちゃんの好物です
まっちゃんは、なぜか“あんかけ”を注文することが多いのです。
(実は昨夜の中華料理店でも「あんかけ焼きそば」でした)
けいこさんの好物は…
おかめそば
余 談
いつも何の不思議もなく食べているおかめ蕎麦。
この際、おかめ蕎麦の歴史をちょこっと調べてみました。
(主な出典:ハルメク Web)
おかめ蕎麦は、幕末の頃、江戸・下谷七軒町(今の東京都台東区根津)にあった「太田庵」というお蕎麦屋さんが考案した「種物(たねもの)」と呼ばれる蕎麦です。
(種物とは、上に具をあしらったうどんや蕎麦を指し、おかめ蕎麦の他には、天ぷらそば、玉子とじ、かも南蛮などがあります)
名前の由来は、おかめのお面に見立てた具の並べ方からきています。ネットから拾った、そのものズバリをご覧ください
ネット検索して出てきた、そのものズバリのおかめそば
おかめは別名「お多福」とも呼ばれ、縁起が良いといわれていたそうです。
ちなみに、男性の「ひょっとこ」ではなく、女性の「おかめ」にしたのは、根津にあった遊郭が関係しているようです。
「あれもこれも派」のゆうちゃんが注文したのは…
かつ丼セット
(ミニそば付)
“欲張り派”にもピッタリのセットメニューです
これでミニそば
ゆうちゃんから私にかつ丼のおすそ分け
出汁がカツにしみ込んで…美味でした
そして、ろっきぃが注文したのは…
温つけ汁天せいろ
(海老と野菜三品)
冷たいお蕎麦と揚げたての天ぷらを、温かいおつゆでいただきます
やはり私の場合、〆も揚げ物(天ぷら)でしたね
こうして、昨年の年越しも温かい思い出となりました
今日の一句です。
昨年暮れのイベントでしたので、
「年越」(暮れの季語)で詠みました。。。
今年もどうぞ宜しくお願いします
ろっきぃがお送りしました