こんにちは
普段はヘラヘラと生きていますが…
そんな私でも、最近の世の中の動きにはガマンの限度を超えました
もちろん、武漢熱(COVID-19)の収束に向けたワクチン接種の普及や東京オリパラの開催決断は喫緊の課題ですし、国会議員やその親族の接待疑惑も直ちに正さねばなりません。
しかし、それと同時に…
今、わが国を取り巻く大問題は…
日中関係
その中でも、わが国と密接な関わり合いを持つ…
1.尖閣諸島問題
2.少数民族問題
です。
なぜなら…
日に日に増している中国の(私から見れば)“暴挙”に対して、今わが国が毅然としたアクションを起こさなければ…
私たちの子や孫に「明日はない」
と心底危惧するからです。
そこで…
まず今回は、次のテーマについて勉強してみました
1.尖閣諸島問題
1) 地 理 (出典:主に外務省パンフとWikipedia)
尖閣諸島は、日本の行政区分では沖縄県石垣市登野城尖閣に属します。
尖閣諸島は、次の4つの島で構成されています:
① 魚釣島 (うおつりじま)
魚釣島(面積3.64㎢)
尖閣諸島最大の島です。(面積はモナコ公国の約2倍)
各国から魚釣島までの距離は次のとおりです。
与那国島(日本)の北北東150km。
石垣島(日本)の北北西170km。
沖縄本島からは西方に410km。
中国からは南東に330km。
台湾からは北東に170km。
最高峰は奈良原岳(ならはらだけ、標高363m)
明治時代に古賀辰四郎氏が開拓し…
最盛期には248名、99戸が生活する古賀村が形成されていましたが、昭和15(1940)年の事業中止に伴って無人島となっています。
古賀氏の下で…
島の西岸に鰹節工場が作られ…
サンゴ礁を砕いて船着き場も作られました。
石垣市が建立した行政標識
(以上、画像の出典は外務省ほか)
② 久場島 (くばしま)
(久場島:面積0.91㎢)
魚釣島の北北東約27kmに位置しています。
石垣島(日本)の北方約182km。
最高峰は千歳山(ちとせやま、標高117m)
かつて、島の南東部には鰹節工場や海鳥の羽根の加工場がありましたが、事業中止に伴い無人島となりました。
在日米軍の射爆撃場に設定されていましたが、昭和53(1978)年6月以降使用されていません。
③ 大正島 (たいしょうとう)
大正島(面積0.04㎢)
魚釣島の東北東約110kmに位置しています。
石垣島(日本)の北方約180km。
(久場島と同じく)在日米軍の射爆撃場に設定されていましたが、昭和53(1978)年6月以降使用されていません。
④ 北小島・南小島 (きたこじま・みなみこじま、)
北小島(左面積:0.26㎢)と南小島(右面積:0.32㎢)
魚釣島の東南東約5kmに位置しています。
石垣島(日本)の北西約166kmと約160km。
2) 実効支配
1)で少し触れたように、日本国は尖閣諸島を「実効支配」しています。
そもそも、「実効支配」とは、どのような意味なのでしょう
幾つかのサイトにアクセスしてみました
Wikipedia
ある政権が一方的に領域を占拠し、実態の上で統治していると主張していること。
日本政府
平成19(2007)年5月1日、鈴木宗男衆議院議員は日本政府に対し、北方四島問題に関連して「実効支配の定義」について質問主意書を提出しています。
これに対し平成19(2007)年5月15日、安倍晋三首相は次のような答弁書を送付しています。
衆議院議員鈴木宗男君提出
実効支配の定義等に関する質問に対する答弁書
実効支配という言葉は様々に使われており、お尋ねについて一概にお答えすることは困難であるが、一般に、実効性をもって支配していることを意味すると承知している。
日本共産党
さらに調べを進めると…
平成24(2012)年9月11日の「しんぶん赤旗」(日本共産党のネットニュース)に注目すべき記事が載っていました
(長文となりますが、日本共産党が公にしている内容です)
キーポイントは、① 歴史的事実と② 国際法上の道理です。
歴史上も国際法上も日本
近代まで尖閣諸島は、どの国の支配も及んでいない、国際法でいう「無主の地」でした。
その後、尖閣諸島を探検した日本人の古賀辰四郎氏が明治18(1885)年に同島の貸与願いを日本政府に申請。政府は沖縄などを通じた現地調査のうえで、明治28(1895)年1月の閣議決定で尖閣諸島を日本領に編入しました。歴史的には、この措置が尖閣諸島に対する最初の領有行為でした。
これは「無主の地」を領有の意思をもって占有する「先占」にあたり、国際法で認められている領土取得のルールです。
その後、第2次大戦まで日本の実効支配が行われました。戦後、米軍の支配下におかれましたが、昭和47(1972)年の沖縄返還とともに、日本の施政に戻っています。
中国は明治28(1895)年から昭和45(1970)年までの75年間、一度も日本の領有に対して異議も抗議も行っていません。実際、昭和28(1953)年1月8日付の中国共産党機関紙「人民日報」は、「尖閣諸島」という日本の呼称を使って同諸島を日本領土に含めて紹介していました。
(中略)
このように、歴史的にも国際法的にも尖閣諸島が日本の領土であることは明らかです。
尖閣問題をめぐる紛争問題の解決で何よりも重要なことは、日本政府が、尖閣諸島の領有の歴史上、国際法上の正当性について、国際社会と中国政府に対して理を尽くして主張することです。
このように、(失礼ながら)「中国共産党の支部」とイメージしていた日本共産党も、尖閣諸島に関する日本の…
① 歴史的事実と、
② 国際法上の道理を
明解に主張しているのです。
にもかかわらず…
中国は、尖閣列島の領有権を主張し始めています
(出典:内閣官房 領土・主権対策企画調整室サイト)
さらに…
令和3(2021)年2月1日、中国は海警局に武器使用を認める海警法を施行しました
明らかに、軍事的覇権拡大を進めている様子が窺えます
これに対して…
同年2月12日、日本政府は、中国海警局船が尖閣諸島周辺の領海に侵入する行為について、「国際法で認められる無害通航ではない。」という認識を示しました。海警局が中国の最高軍事機関である中央軍事委員会の指揮下に入ったことなどを踏まえ、外務省幹部が明言したものだそうです。
しかし…
現在でも中国の領海侵犯は続いています。
中国海警局船(左)を追尾する海上保安庁の巡視船(右)
中国公船等による尖閣諸島周辺の
接続水域内入域及び領海侵入隻数
赤色の棒グラフ:領海内での確認隻数
水色の折れ線グラフ:接続水域内での確認隻数
ここまでの動きを纏めたのが次の図です
沖縄タイムス(令和3(2021)年2月22日)
さらに…
「自民党内では法整備を求める動きが強まっている。」(産経新聞サイト)とのことですが…
結 語
以下私の切なる願いです:
日本政府は(外交ルートを通じた抗議ではなく閣僚レベルでの)毅然とした姿勢を国内外に示してください
中国が「自国の権利」を主張するならば…
日本政府は正当な論拠(=歴史的事実と国際法上の道理)を以って反証し、国際社会と連携して中国に認めさせてください
マスコミ(テレビ・新聞)は、尖閣諸島問題についてもっと報道し、私たち国民にその事実・実態を知らしめてください
今すぐにこれらの行動を起こさねば…
“尖閣”の次のターゲットは…
今回の一句です。
画像は魚釣島に自生する「尖閣躑躅」(せんかくつつじ)です
次回は、中国で起こっている「ジェノサイド」について、衝撃的な情報の数々と共に勉強します
ろっきぃがお伝えしました