いよいよ短期決戦の祭りがスタートしましたねキラキラ

※幕張公演最終日撮影

 

幸せな10日間が始まった筈なのですが、初っ端から切羽詰まってるというか何というか……去年私はどうやって仙台に行く前に幕張観戦記を書き上げたんでしょうかあせるどう考えてもあの長さのレポを木曜日夜までに書ききれる気が全くしない汗(書き始めが火曜日夜になっている時点で)去年は見た公演がCS生中継された日曜日だったので録画で記憶が補完出来たのも大きかったのかもしれない…

 

そんな訳で今回はダイジェスト版です!←偉そうに宣言する事ではないw

どれくらいダイジェストかってほぼ羽生くんの演技にしか触れられないし、何ならその羽生くんの演目ですらざっくり過ぎる感想になる予感しかないですがその辺ご了承くださいあせる

(尚便宜上ダイジェスト版としてますが、後日完全版をアップする可能性は限りなく低いですw)

 

 

今回は幸運にも2日間現地に足を運ぶことが出来ました(+土曜日のライビュも)

最初の先行で取れたのが金曜日のDブロックS席(左手がステージ)

1日で我慢する筈だったのに5月の給料計算したら魔がさして申し込んだ一般抽選で当たった日曜日のAブロックSS席(幕張初のショートサイド!ギリギリだけどw)

 

 

 

去年のオープニングはスケーターの登場の仕方に色々すっきりしないものを感じたのですが(ブログでも文句ばっかり書いてたw)、今年は既にネタバレ済みですから期待感しかありません音譜振り付けジェフだし音譜 それにしてもあれって誰が順番決めてるんでしょうねぇ…

まず今年良かったのはジュニア勢以外は単独で登場したこと。去年は冒頭2組で4人と1カップルの時短仕様で何だか盛り上がらなかったけど(男子3人で同時にジャンプはものすごく跳びにくそうだったし揃わなかったし)、今年はひとりひとりの見せ場があって見ごたえがあったなと。見ている側としてはひとりひとり紹介した今年の方が短く感じたというね(人数は今年の方が多いのに)。

中田くんと上薗さんの次に出てきた草太くんが何だかとてもお兄さんな感じでよかった(笑)、ジャンプもばっちり決まっていたし。

ジョニーのポジションには刑事くんがきていましたね、それだけレギュラーとして定着したってことかな?スピードにのったズサーッが格好よかった♪(ぶちょーの命名がいつの間にか定着したけれどあれは正式には何といえばいいんだろうw)

モーゼなポジションで登場は初出演のアダム(ここを任されたあたり期待されてるのがよく分かる気がする、まぁ今季の実績も十分だけど)、あのFSのコレオでも入れてるバタフライみたいな捻り技、高さもびっくりだけど2回目は余計に1回捻ってるよね?一体どういう身体能力なんだw

アクロバットのおふたりの位置は今年くらいが一番しっくりするなぁと個人的には思います(流石に去年の位置だと後ろすぎるようなあせる)。その後のランビ→ハビ→パパシゼの流れもよかったですね♪

そして最後に登場の羽生くん。ランビが出てきた辺りからちらちらと出入口見ていたのですが、今年は何とパパシゼより早くにリンクインしてきてどんだけ気合はいってるんだと(笑)。例年だとアンサンブルスケーターの周りで足慣らしをしていたように記憶しているのですが、今年は念入りに締める動作を確認してましたね。怪我もあってあまりジャンプの練習が出来ていなかったのかもと後になってから思いました。

そしてパパシゼが滑り出していくのとほぼ同時にアンサンブルスケーターの周囲を回って臨戦態勢に。コールと同時にいつものように南側から飛び出していったんですが、この時の歓声が例年より明らかに凄まじかった。各紙の記者さん達も書かれていましたが地鳴りがするように響き渡る大歓声で、間違いなく空気が揺れたし会場も揺れたように感じました。何だろう、単独公演の時の最初からバーンとくる歓声とはちょっと違った、段々熱が高まっていって最後にドンっとくる感じというか。上手く説明出来ないんですけど。ライビュや放送だとこの歓声がどうしても伝わらないのがもどかしい…!

いつものプレパレーションから跳んだのは4T(怪我の為に自重はどこいった)、初日は残念ながら若干回り切れなかった感じで転倒でしたが、最終日は視界の正面でハイクオリティな出来映えで決めてくれました音譜

ちょっと面白いなと思ったのが、競技時代はこの4Tでミスするとその後の煽りが比較的大人しくなっていたのが、プロになってからは自分の出来映えとは無関係に全開で煽ってくること。ある意味それもプロフェッショナルな部分なのかなと思いながら見ていますw

 

オープニングコラボ『Ray of Light』はソロパートからスタートで更に会場内の熱が高まっていきます。

前奏に羽生くんの美しいコンビネーションスピン(レイバックが本当に美しい…)もってきて、スケーターがその周囲をスーッと静かに離脱していく流れ、とてもよくて流石ジェフだなとキラキラ

とっても個人的な印象なんですが、スピンに入る前とスピン後に女性スケーター4人とのパートに入るまでの部分って羽生くんのセルフコレオな気がするんですよね。音の取り方や表現が羽生くんというか…冒頭の「どんな明日が」の「どんな」のところで片足のエッジワークで合わせてくる辺りとか、歌詞の描く孤独と不安と想いを描くような表情と上半身の振付とか。ただ羽生くんの音ハメってジェフの影響を結構受けていると思うから断言は出来ないんだけどあせる

女性スケーター4名に囲まれてもハーレム感が欠片もないのは羽生くんの得難い個性ですよね。多分ここに必要なのは力強くぐいぐいと引っ張っていく男性的な存在ではなく、かといって所謂庇護される女性的な弱弱しさとも違う、繊細さと凛とした意志の強さを感じるような群舞なのかなと(語彙力迷走中あせる)。女性の中に羽生くんが入る事で違った意味での力強さが生まれているように感じました。←贔屓の引き倒しっぽいですが汗

Twitterにも書いたんだけど、羽生くんと安田レイさんの歌声、親和性がめっちゃ高いんだよねきっと。切なさとか憂いの表現ってともすれば顔芸に終始しがちなんだけど、羽生くんの場合は仕草ひとつスケートの滑らせ方ひとつでそれらの感情をダイレクトに伝えてくる。指先の細やかな動き、腕の振り方、首と顔のちょっとした角度、ひと漕ぎする時のエッジへの力の伝え方……それらを全て駆使して自分が感じた音楽を伝えてくる、そこに安田さんのエモーショナルな歌声が加わり、それが心に刺さった感じ(迷走どころか語彙力皆無…)

今回は男性スケーターも4名と少数精鋭な群舞でアンサンブルスケーターの出番はなし、ちょっと異色のオープニングコラボになりました。でもこういう曲調ならば大勢出てきて滑るよりよかったんじゃないかなと思います(午後パレのようなプロだと大勢の方が盛り上がりますが)。で初日は気付かなかったんだけど、その4名の中にランビ・刑事くん・アダムと一緒に中田くんがいるのにびっくり。いつもならばデニスかハビが入るポジションだけれど大抜擢だね!ベテランやワールドメダリストに臆することなくきっちり演じられててよかったなと思います(フィナーレの一芸大会でクワドばんばん跳んでくる辺り舞台度胸も中々大したもの)

そして今回はルンバを動かす前提で振付がなされていたなという印象でした。きちんと舞台とルンバの間の空間も使われていましたし、去年の苦情は届いていたんだなと。それでもステージ近くの観客の皆さんには物足りない部分はあるかと思いますが。

個人的には大変満足度の高いオープニング&オープニングコラボでした音譜

(そもそも私的に去年のオープニングの評価が低いのは「あの登場の仕方だと出番は長いだけど羽生くんのいいところ全然出せてないと思うから」から。アンサンブルスケーターの中では大きかったり複雑だったりするステップは踏めないし、一回ステップで登場してそこから改めて仕切り直してジャンプを跳びにいくのは間延びしすぎて…)(オープニングコラボがイマイチだと思ったのは「全員にまんべんなく出番を振ったら何処で盛り上がればいいのかぼんやりしまったから」)

(どちらも今年は再検討して改善してくれたようでよかった…)

 

ダイジェスト版のくせにオープニングで2000文字オーバーは止めなさい(笑)

 

上薗さんはほぼ初見のスケーターさんでしたが(今季は本当に試合を見ていない…)、柔らかで上品な滑りでいいですねラブラブただ『Voila』ってつい最近さっとんで見ているから何とも評価のハードルが上がってしまうというか何というかあせるおばさん的にはちょっと背伸びな選曲な気もするんだよね…余計なお世話ですが汗

草太くんの『Beat It』は格好いいプロですね!去年の『Teesh』もよかったけれど今年のもいい音譜(失礼ながら去年までこういう踊る系のプロが似合うとは思っていなかったw)。初日は遠くて気付かなかったショートサイドでのケシカラン(笑)振付、最終日は上の方からですがばっちり見えました。そんな事をやるようになったかとここまでの月日を一瞬思い浮かべましたが、よく考えたら中学生の時点で全日本出た時にFSのコレオの前にショートサイドの中継カメラに指差しポーズ決めてから滑る出す子だったわw

さっとんの『Not the End』、今までああいう曲調で演技することがなかったと思うのでとても新鮮でした。ああいう感情がぶわっと迸るというか切ないけれど激しい曲の演技も素敵だったなぁ(ただあの曲聞くとどうしても某ゾンビドラマが浮かんでしまうのだ…続きはHuluでってなってがっかりして第1シーズンでやめた短気な夫婦がここにw)

アダムも実は初見だったんだけど、やはり滑りがいいな上手いなと思う反面競技プロはやっぱりそれなりにジャンプ決まらないとしんどいなとも感じましたあせるやっぱり4Lz跳ぶにはショーのリンクは狭いよね汗つーかアダムのバックフリップって他のスケーターよりやけに高くない?(ちなみに私はアイスショーならいいけどリンクコンディション的に競技でのバックフリップには否定的派…)

ハビの登場のアナウンスで「この10年間で人気の高かったプログラム」といったのでてっきり『Bull Fighter』だと思ったんですが(それも2日目にやりましたが)、ボストンバッグ担いで出てきたシルエットが見えた瞬間お隣の方と爆笑してしまいました。まさか令和の世にハビエルマンが見られるとは(笑)。あのプログラム何気に長いし運動量多いしとてもキツイと思うんですが、30過ぎてよく再演する気になったなと(近年のハビはしっかり身体つくってきてる感じ)。最初から最後まで大変楽しませていただきました音譜

そして西川さんとアンサンブルスケーター&刑事くんにコラボ。

アンサンブルスケーターの『FREEDOM』の方はソフィアさんの振付なのかな?最初はちょっとぴんとこなかったんだけど、ガンダムSEEDのストーリーを(ざっくりだけど)辿った後だと見えてくるものが違うというか、ああこれはあの世界を描いているんだなとしっくりきたというか。振付もどんどん研ぎ澄まされていった印象で、愛知でまた見るのが楽しみです。

刑事くんの『BEYOND THE TIME』は最初タイトルを聞き取れなくて、西川さんがカバーしていたのは知らなかったので赤い衣装で刑事くん出てきてびっくり(ファーストガンダム世代でZ・ZZ・逆襲のシャア・F91まではリアタイした、原曲多分普通に歌えるw)。原曲はTMNですが西川さんの歌もいいですね音譜そして最初から最後まで全開でのめり込んでる刑事くんの滑りもよき音譜

でね、両曲とも歌もだけどギターがよかったんですよとっても音譜ああいう曲でギターが力強く響くのいいよねぇ音譜

このコラボで唯一不満があるとしたら刑事くんの衣装かな、あのジャケットが重そうで何か違うんだよなぁ(ポケットついてることで既製品を改良した感が出ちゃってるというか)。例えば羽生くんがレゾンで着たような裾長めの衣装、あれの真っ赤なバージョンに肩章アレンジした飾りをつけたらシャアっぽさありつつフィギュアの衣装感もでて格好良かったと思うなという至極個人的見解(笑)

 

さて、初日は当然誰もがセットリストは分からないまま見ていた訳ですが。

ランビが出てきて『Ne Me Quitte Pas』(とても素晴らしかったキラキラ←じゃあ感想書けよw)を演じた時点で例年の流れからいって「パパシゼで前半は終わりだね」となりますよね普通に。お隣の方も私もランビがリンクから下がっていくのを見送りながらバナーを一旦仕舞ったんですよ(ほら前半終わったらトイレにダッシュせねばならないからw)

その時に南側の出入口から真っ白な衣装の男性が出てきて……どう見てもシゼロンではないそのシルエットが何を意味するのか、ざわついたのはほんの一瞬で場内が一斉に悲鳴と歓声とどよめきで埋め尽くされましたね(誰もナレーション聞いちゃいないw)

皆の何が凄かったって叫びながらも咄嗟にもの凄いスピードで一度仕舞ったバナーを取り出した事です(笑)、私もお隣の方と「まさか2プロ!?凄い!!」って言いあいながらバッグに手を突っ込んで取り出してましたw

そしてもっと凄かったのは、羽生くんがスタートポジションについた瞬間に歓声も悲鳴もどよめきも拍手も一切が消え失せ、水を打ったような静寂な空気に会場中が包まれた事です。あれだけ静まり返った空間を私は体験したことがない、試合の時ですら僅かな雑音はあったように思う。でもあの瞬間は本当に全ての音が失われて、全ての視線と意識がリンク中央に佇む羽生くんに集中していました(この静寂さがノッテ初日にほしかったと心底思う…)。

2ヵ月ぶりにこの目で見たDannyBoyは更に磨き上げられていました。ピアノの揺らぎまで指先で拾うかのような繊細な動きと、常にスケートで音を奏で続けるように滑り続ける、フィギュアスケートならではの表現を突き詰めた「羽生結弦のフィギュアスケート」を体現したような美しいプログラム。

ノッテを見た時に「生身の青年がそこにいたような気がする」と書いたのですが(等身大の若者が過去と今と未来へと心を寄せて祈りながら希望の光を見せるかのような)、今回はどこか慈愛のような印象を受けたんですよね。どこがとか何がと聞かれると上手く説明出来ないんですが。何人かの方が推察しているように羽生くんがこの曲を後半の『Meteor』と対というか表裏として選んだのだとしたら、その印象も間違ってはいないのかもしれません。

照明もよかったですね。確かノッテの時はスポットだけだったように記憶しているのですが(あの時はそれでよかったと思う)、今回は森の中に迷い込んだような色彩で白い衣装がよく映えたと思います。

優雅そうに見えて息の抜けるパートがひとつもない厳しいプログラム。でも最後まで嫋やかに柔らかに美しく演じ切っていました。全てが本当に美しかったですね……

ここで演じてくれたということは、またいつか見ることが出来るかな?是非長く演じ続けてほしい珠玉のプログラムですね。

 

 

後半はFaOIスペシャルバンドの演奏からスタート、今年も素敵な演奏をありがとうございますキラキラ(トイレ並んでて場外で聞いている時もありますがあせる)

後半最初は中田くんの『Aroul/Uccen』、ミーシャ振付だそうだけど中々いいプログラムですね♪ 3日目は冒頭の3Aをミスしたら残りのジャンプ全部3Aにしてリベンジしていたのにちょっとびっくりw

私の中で「スケーティングは素晴らしいんだけど繋ぎがあんまりなくてSSの評価をどうすべきか悩む」二大スケーターが草太くんとロマンくんなんだけど(笑)、その草太くんの伸びやかな美しいスケーティングを堪能出来たのが城田優さんとのコラボの『僕こそ音楽』。ミュージカル曲特有の台詞の様な節回しがあったりする変則的な曲ですが、城田さんと歌ととても合っていて(息を合わせた合った振り付けなども入ってて)、このアイスショーで終わってしまうのは勿体ないくらいの出来でしたね音譜

祐奈ちゃんはどちらのプロもよかったんだけど(『Glimpse of us』はセルフコレオだそうですね♪)、やはり城田さん&安田さんとコラボの『A Whole New World』が素晴らしかったキラキラおふたりの素敵な歌声と祐奈ちゃんの美しいスケーティングときらびやかな照明、そして初めて役に立ったルンバ(酷いw)。これぞFaOIのコラボという素敵な演目でした音譜

コラボといえばハビと城田さんの「Isabel」もよかったですね。歌も演技も素晴らしかったんだけど、鳥山さんのアコースティックギターの生演奏が入ったのが本当によくて、やはりこれも生コラボならではですね。それにしてもハビにはやはりラテンが良く似合う音譜

アダムは初めて出演するアイスショーに無難なショープロじゃなくて前衛的なプログラムを持ってきたのは大胆で意欲的だと思うんだけど、何ていうかそういうプログラムはランビとデニスで結構お腹いっぱいというかあせる申し訳ないけど身体の使い方はその両者の方が上なのでちょっとインパクトには欠けてしまったのが残念(まぁそんなこと思ってるの私くらいでしょうがw)。

ランビは個人的には前衛的な『The Whale』よりも『Ne Me Quitte Pas』のようなエモーショナルな演技の方が好きなんだけど、『The Whale』の方も流石の完成度でした。あの冒頭のバックスパイラルから徐々に姿勢を変えながら静かにずっと弧を描いて滑っていくのとか、まさに高度な技術があってこその美しい表現なんだなというのを実感しましたね。

 

そして最後の演目は羽生くんと西川貴教さんのコラボです。

西川さんが歌っているガンダムSEEDの曲のリストが数曲TLに流れてきたのでそれを珍しく事前に聞いてみていたんですが、曲の重要度とか人気とかを考えずに(ていうかその予備知識がなかったのであせる)フィギュアで表現するという観点で選ぶならば「Meteor」か「Vestige」かなと思ってて。当たったのはちょっとびっくりでしたが、あとで見るとファンの方は「Meteor」を予想していた方が多かったんですね。それだけこの曲がファンの方々の心に深く強く残っている曲いうことで、つまりこの作品をこよなく愛している(だろう)羽生くんにも刺さっている曲だからこそ選んだんだなと。

正直にいいますと、初日はあまりのプログラムの濃密さに圧倒されて「何かとてつもなく凄いものを見た」で終わってしまったんですよね。ライビュで見て、録画を見て、物語を少し知って、最終日に再度現地でみてようやく色々なものが見えてきた、そういう状態。

羽生くんのガンダムSEEDという物語や『Meteor』という音楽、そして音楽をフィギュアスケートで表現するという事への拘りを全部詰めこんだ密度の濃いプログラム。音楽と西川さんの歌声をひとつとして落とすことなく表現していて、そこに羽生くんの感情や曲への想いが重ねられているというか、上手く言葉に出来ないんですが、彼の中にはこの物語への強い想いがあって、その象徴がこの曲なのかもしれない。これはセルフコレオでないと創り出せないプログラムですよね。

ギターやバイオリンの音に合わせた力強い振りや険しい表情のある一方で、ふっと表情に陰りや苦悩や悲しみが浮かんで、何かを求めるように腕が差し伸ばされる。その緩急の表現する意味は、歌詞だけでなく物語を知ることで見えてくるんでしょうね。勿論知らなかったとしても十分堪能出来るのですが(初日に私が圧倒されたように)、知ればまた違った景色が見えてくるのかもしれません。

それにしても肩に鶏蛇様の衣装みたいなでっかい飾りをつけてるのに華麗な3Fと3A決める辺りが流石ですよね。その2本のジャンプもサビの同じフレーズのところにピタッとハメて降りてくるというね、本当にジャンプが表現の一部なんだなと。

一番濃密な間奏部分、ほぼ立ち止まらずにステップを踏み続けている中で一瞬立ち止まるのがあの肩にトリィを乗せるかのような仕草をするところなんだよね……物語を知ってしまうと泣くしかないでしょ……何かね、そういうのを振付に入れてくる羽生くんの感性が愛おしいなぁって。

ここまで理解するので精一杯だったので、愛知公演ではもうちょっと演技そのものをじっくり見れたらいいなと思っています。

 

 

フィナーレは西川さんの『HIGH PRESSURE』、この時期皆で盛り上がるにはぴったりの曲ですね音譜

南側の出入口から登場の羽生くん、出てきた瞬間からノリノリで、西川さんの振付を完コピで踊っておりました。2日目からはルンバの上の西川さんと互いに煽りながら盛り上がってましたねw

いつもの様にショートサイドまで滑っていってワントリックかなと思ったら、ノリノリのステップで(怪我の為自重はどっかいったような激しいヘドバンまでしながらw)スケーター達の間を巡りながらやってきて群舞の先頭に立つという。ジェフの振付最高過ぎるキラキラ(でもステップの中身は全部羽生くんにお任せだと思うw)

そして西川さんがやっぱりいい、歌もだけれど周りを盛り上げていってくれてスケーターも観客もハイテンションになる最高のフィナーレになりました音譜間違いなく夏が来ましたね音譜

(それにしてもやっぱりあれかな?愛知では羽生くんに合わせて振付やるべき?何か見ている限りやるように煽られている気がするんだけどw)

初日のジャンプ大会はオープニングのリベンジでSEIMEIの入りからの4Tをハイクオリティで決めた羽生くん、2日目は4S跳んだ中田くんや4Tコンボ跳んだ草太くんに刺激されたのか同じ入りから4T‐3Aを跳びにいって残念ながら3Aで転倒、最終日に中田くんが4A‐3A決めちゃったんでドキドキて見守ってたら今度は自重して?4Tで止めていおいてくれてホッとしました(笑)←何かホッとするポイントがおかしいw

(最終日アダムが4Lzコケた後にそのまま氷の上で魚がぴちぴち跳ねるみたいな真似をしていたんだけど、彼も盛り上げるの上手だよねw)

最後のご挨拶、最終日はいつもの羽生くんの「ありがとうございました!」のあとで羽生くんの合図で全員で幕の向こう側の出演者とスタッフに向かって「ありがとうございました!」と叫びました。

元々(コロナ禍前)はこの挨拶、羽生くんが「ありがとうございました」といった後に私達が「ありがとうございました」と返す形だったんですよね。今回のをきっかけにまた以前のような形に出来たらいいなぁ……

 

初日の帰りにとても綺麗な月が見えたので貼っておきます。

とても満足度の高い3時間15分でした♪

 

 

 

以上、最後あからさまに駆け足になりましたが「FaOI in MAKUHARI ダイジェスト版観戦記」でした!

愛知公演は金日が現地、土曜日は名古屋でライビュです(日帰りより泊まる方が安かったんですw)。レポは……なるべく早くあげられるように頑張ります!

 

 

……寝る時間が4時間しかない(笑)←新幹線で寝過ごさないようにしなければあせる