「Echoes of Life」TOURが終わってしまいました……寂しい……
この2ヵ月が本当に濃密だったんですよね……今回のツアー、非常に幸運な事に7公演中6公演を現地で見せていただいて、現地じゃなかった広島公演2日目もライビュで見ているので現時点で全ての公演を見ることが出来たという今までにないどっぷりとした浸り方だった分、反動なのか喪失感というか寂寥感がものすごいあります。
でもそんな気持ちとはお構いなしにイベントはやってくるし(メタバース…辿り着ける気がしない…)ノッテの初日も迫ってくる
相変わらず本編の記事が一向に進まないので(汗)、今更ですが最終千葉公演のざっくりとした感想を上げようと思います。
2/7の席は一般先着で取ったスタンドS席(いや反射神経鈍いのによく取れたなとw)。
たまアリA席もびっくりな高さの4階席最後列でした(両隣も同じく先着の方だったのであの列はきっとそうだったんだと思われる)
この4階席(1~8列の下段と9~17列の上段に分かれている)の上段は1列ごとに手摺があって、その手摺が立った時の腰くらいの高さという今までにない構造の席で中々絶妙に視界を遮る代物でした。あれがなければ傾斜がきついからよく見える席だったんですが、まぁあれだけの傾斜(座った時膝が前の人の頭より上)だと手摺ないとちょっと危ないかもしれない
手前も見切れていますがそちらはあまり気にならないレベル、前列右側ののめらーさんの方が視界塞いでたかな……ちょうど3Loや4Sや4T‐3Tの辺りでねぇ
そんなちょっとした難点もありましたが、やはり一番高いところから見るプロジェクションマッピングと照明演出は本当に素晴らしかった天井席最高
(勿論近くでも見たいけれどw)
産声はこの日も柔らかで嫋やかで……最後の部分が少し変わっていましたね、何かを抱くような仕草ではなく静かに天を仰いでいた、その姿も美しかったなぁ。
Utaiは上から見ると水墨画みたいなプロジェクションマッピングが印象的でより神がかって見えました。ただロングサイドの天井席だと冒頭の腕の動きがあまり見えなくてそこは残念(マスディスとポエムも出来れば正面から見たいし、演目によってベストポジションが違うのが悩ましい
)
ジャンプ決まりきらなかった広島公演から一転この日はピアノコレクションのジャンプを全て軽やかに決めていっていて(3Loだけはのめらーさんの死角で3回回ったか自信なかったけどw)、そこからの流れのバラード第1番をドキドキして見守っていたら4Sの入りがイーグルからではなくてあれ?となりました(無音4Tも振りと軌道が変わってたんだけどバラ1見るまでは自分の気のせいかと思ってた)。最初は(広島で上手くハマらなかったので)ステージから距離置くのに変えたのかなと思ったのですが、アンコールのMCでリンクが今までの公演より小さいと話されたのを聞きなるほどと。FaOIでバラ1演じた時もかなり本番とは軌道変えてたものね(あのショーサイズのリンクで4Lo入りのバラ1滑ってたのすごいよねw)。ちょっと4Sはギリギリだったけど3Aも4T-3Tもきっちり合わせて決めてくるのは流石でした
この場内が最高潮に盛り上がった時、のめらーさんとその右隣の方がスタオベしまして……いやまぁ駄目な決まりはないのでするのは自由だと思いますが、のめらーさんじゃない方がいつまでも(羽生くんが赤いラインを描く体勢になってもまだ)スタオベし続けていたのは流石に勘弁してほしかったです(後ろの人に肩トントンされて注意されてようやく座ってました)
それにしてもスポーツメインで造られるアリーナってフロア部分の床面積あまり広くないのかな?神戸に新しく出来たアリーナも競技リンクサイズより小さいみたいで「あー単独公演やるにはちょっと狭い」と思ったんですよね(フロア面積よりリンクは更に狭くなる訳ですから)。競技プロをやらないならばいけるかもしれないけれど、でもクワド跳びたいんならやっぱリンクは大きい方がいいよねぇ……って脱線失礼しました
この日の羽生くん、とても軽やかだったんですよ。軽やかで柔らかで重力感じないというか重力操っているというか。Twitterでそう呟いたらフォロワーさん達から「浮遊感が増してたけど強さも増してた」「とにかく余裕があった」「軽やかということはそれだけ身体を余裕持ってコントロール出来ているのでは」とリプがあってそうだよねと。重厚感や力強さがない訳じゃないんだけど動きが軽い、身体を自在に動かせているゾーンに入ったような状態だったのかもしれません。ジャンプはアンコールのレミエンの3Fが抜けた以外はパーフェクトでしたし。広島公演のあとちょっと体調崩してたような事話してたのに一体どんな練習積んだらここまで出来るのか?何年ファンをやっていても羽生くんは本当に予想の斜め上をいくよねw
まぁその反動なのかアンコールは未だかつてないくらいのぽやぽやふわふわ状態になってしまいましたね、この人このまま喋らせて大丈夫かしらって思ったくらいぽやぽやしてた(笑)あの衝撃的な可愛らしさを皆さんに早く体験してほしい…!
2/9は最速の先行で取れたスタンドS席前から2列目、ショートサイドのほぼ真ん中。席番が表示されて座席情報を確認した時は歓喜したんですが。
曲がってるし前列の方の頭が入ってしまったそしてかつてないほど天井の扉たちが近かったw
これが話題になってた「注釈付きSS1席と同じくらい(それ以上?)見切れが発生する注釈なしS席」、手前1/5くらい(Utaiのジャンプとマスディスの最後の召喚と無音4Tとバラ1番の3AとMEGALOVANIAの首切り等)見えませんでした。
その都度スクリーンで補完は出来たし、高い位置かつほぼ真正面なので演出と演技との一体感からくる没入感は半端なかったので満喫はしたのですが、でもだから問題ないかといったらそれは違う気がしません?これが注釈付きS席として販売されてたならば何も文句はないですが、ここ普通のS席なんですよ。それでここまで見切れるってちょっとショックですよね(私は2日目なので噂を聞いて覚悟していきましたが初日の人は期待した分ショックだったろうなと思います)。この見え方で注釈がつかないならば注釈って何なんだろうなと。逆にいえば最初から「注釈付きS席」と表示して売ってくれればそのつもりで買うので何の問題もないんですよね。
この辺は公演が素晴らしかった感謝とはまた別の問題なので、アンケートにしっかり書いておこうかなと思っています。
と、愚痴から始まってしまいましたが、公演自体は千秋楽に相応しい本当に素晴らしいものでした
全てのジャンプをハイクオリティに決め、スピンステップも音を奏でるように演じ、指先の表現まで一切気を抜かない、恐らく羽生くんとMIKIKO先生始めとする制作陣の思い描いた通りの物語がそこにあったのではないかと思います。
どの演目も素晴らしかったんだけど、特筆すべきはやはりピアノコレクション~バラード第1番のパートでしょうか。
ピアノコレクションからの一連の流れが淀みなく美しく圧倒的……曲を重ねる毎に複雑さが増していく振付(5曲目にあれってジェフって神で鬼だよね)、完璧な無音4T(現地では見えなかったけど着氷からの流れで美麗だったのを確信)と3A、姿勢から指先まで美しい神々しいスピン。そしてそこからの美しく圧倒的バラ1の4S、今ツアー中一番のクオリティで非の打ち所がない出来映えで、最後の4T-3Tまで平昌を彷彿とさせる素晴らしい演技。
五線譜と音符が音楽と共に舞うプロジェクションマッピングとピアノコレクションとELEVEN PLAYさんのパフォーマンスとバラード第1番、全て含めてひとつの作品なのを改めて実感しました。
この日の席はたまアリ3日目より更に真ん中に近い位置。勿論会場のあらゆる方向から見て鑑賞に堪えうるようにつくられた公演だと思いますが、やはりこのショートサイドからの迫力は別格でした。先程も書きましたしほりきりさんもブログに書かれていたけど(人のブログ読んでないで自分のさっさと書けw)、映像照明演出と演技の一体感からくる迫力と没入感が凄い。
それを強く感じるのがこのピアノパート以外だとマスディスとポエムだったかな。
紗幕とスクリーンに大きく映し出される羽生くんのダンス、それと氷上の羽生くんが完全にシンクロしてこっちに迫ってきたマスディス。言葉を身体で自由に自在に表現しながら、ステージのELEVEN PLAYさんと同じ振付の部分は完璧にシンクロしているポエム。どちらも真正面だからこそより堪能出来たように思います。
(そういえばこの日もマスディスはノリノリで全観客を薙ぎ倒していたけれど、後で録画を見るといつも以上に笑顔で踊っていて。本人自身が楽しんでいたのもあると思うんだけど、物語の流れを考えるとこの場面での笑顔は色んな解釈出来てちょっとゾッともするよね…)
様々な感情迸るシュタゲから鎮魂と魂の再生のDanny Boy(アクアの旅路の「再生」とは違う印象なんだよね…上手く言葉に出来ないけど)を経て未来へと一歩踏み出す「全ての人の魂の詩」へ……この最終公演だけNovaが振り向いたのは何故だったんでしょうね?色んな方の解釈を読んだけれど、私は何となくNovaの中にいる羽生くんがこの物語に別れを告げたように感じました、もう思い残すことなくやり切ったから、ここからまた先に進んでいくから、もうお別れだよと(RE_PRAYの時と違ってアンコールで再演したいな等の話もしなかったですし)。いつかメンシプらじおでその辺りの話を聞いてみたいですね。
実は初日の完成度とアンコールのぽやぽやを見てしまったせいでこの日の公演のコンディションをちょっと心配してたんですよね、疲れが残ってしまうんじゃないかって( RE_PRAY宮城公演も完璧な初日のあとの2日目がジャンプ揃わなかったし)。でも今回は初日以上の完成度の演技で圧倒してくれて。囲み取材で「リカバリーを早くする」ことを意識してトレーニングを工夫したと話していましたが、これってプログラム間のリカバリーだけでなく公演期間通しての体調管理のマネジメントとか色々考えて試したんでしょうね、その成果がこの完璧な2日間だったんだなと。
アンコールも初日とは違ってシャキッとしていて、スタッフさんへの感謝やこの公演への思いを色々と語ってくれました(ちなみに準備が悪くてフラッグとバナーの無茶ぶりには出遅れてしまった残念なファンですw)。
いくらトレーニングを重ねたとしても疲労はピークだったろうに(特にこの日の演目はMEGALOVANIAだったから)、最後の周回でのアドリブの振付はいつも以上に熱かったですよね。最後中々立てなかったのは多分たまアリの時と同じく右足がつっていたんだと思いますが、何だろうな、本当の本当に全力を尽くしてくれる姿に「そこまでしなくてもいいんだよ」と余計な心配をするのと同時に、でもそれが彼の生き方なんだろうからこちらも全力で後押ししたいと思う気持ちもあり……この辺りは彼を応援している中でいつも矛盾する感情だなぁ。
ICE STORYのテーマが命や生きることの意味であるせいか、アンコールでの羽生くんの話もそれにまつわる事が多かったように思います。
今回たまたま席が隣でお話した方々に、たまアリ3日間当たったけれど体調不良で1日も行けなかったとか、FaOI当たったけどコロナ感染して行けなかったという方がいらっしゃって。自分はこうやって多くの公演を見ることが出来たけれど、それは当たり前のことではなくて本当に幸運で恵まれた事だったんだなと。
「生きてください」「元気でいてください」と叫ぶ彼の中には全ての人の幸せを強く願う気持ちが込められているように感じました。それに全力で応えつつ(その応えの中に彼の幸せを願う祈りを込めつつ)、また次の機会も元気な姿が見られますように、皆元気でここに集えますようにと願ったフィナーレでした。
以上、大変ざっくりとした千葉公演レポでした(南船橋、近いようで遠い……初日なんて座るの最優先なルートで帰ったら3時間近くかかった神奈川県ひまわりの国の民、東京突っ切っていくんだから遠いよねw)
本編、未だ前編が書き終わってません。先週末に「ちっとも進まない」と娘に愚痴ったら「まだノッテまで3週間あるじゃん」「フォロワーさん達への生存確認代わりに頑張って書け」といわれました(笑)持つべきものはオタクに理解あるオタクな娘?
とりあえずノッテに間に合わないという事態だけは避けたいので頑張ります
(あ、ノッテは初日と2日目が現地、3日目はリハ現地&抽選当たったら仙台でライビュ
の予定です……そろそろ軍資金が尽きるかなw)