調査日:2025(令和7)年3月12日(水)
特急「ひたち」を品川~仙台間乗り通し、仙石線に乗って松島へ向かい、海と島の景色を味わいました。
あとは仙台経由で帰るだけなのですが、せっかくなのでもう1本列車に乗ってきました。それが、今回ご紹介する「仙石東北ライン」です。
1.概要と背景
仙石東北ラインは、仙台と石巻を東北本線・仙石線経由で結ぶ列車の愛称で、2015(平成27)年5月に運行が開始されています。仙台~石巻間は、仙石東北ラインの運行により、仙台と石巻がより短い距離で結ばれ、所要時間が10分短縮されました。
仙石線は、仙台と石巻を結ぶ路線なのですが、ルーティングがやや遠回りな部分があること、駅数が多いため所要時間がかかっていました。快速列車も運行されていたのですが、列車を追い抜かせる駅がないこともあり、所要時間短縮には限度がありました。
そんな折、東日本大震災により仙石線は壊滅的な被害を受け、特に石巻側は長期にわたって不通となりました。仙石線の復旧にあたり構想が具体化したのが、仙石東北ラインでした。
東北本線と仙石線はそれぞれ独立しているのですが、松島町あたりではとても近しい場所を走行しています。そこで、両者が近接している場所に新たに連絡線を設け、仙台~石巻の直通列車はそちらを通るように変更されました。
2.実際に乗ってみた
高城町駅から、仙石東北ライン、快速仙台行きに乗り込みます。朝夜は全区間で快速運転を行いますが、日中は仙石線内(高城町~石巻間)のみ快速運転を行い、高城町から仙台までは各駅に停車します。
やってきたのは、HBーE210形というハイブリッドディーゼルカーです。東北本線は交流電化、仙石線は直流電化と、電化方式が異なりますが、交流・直流どちらにも対応している車両を新造・保有するにはコストがかかります。そのため、仙石東北ラインは電化方式に関係なく走れるハイブリッドディーゼルカーによる運行がなされています。
高城町を出ると、しばらくは仙石線の線路を走行します。高城町駅と松島海岸駅の中間あたりで、連絡線が右に分岐します。
まっすぐ進めば仙石線の松島海岸・本塩釜方面に向かいますが、仙石東北ラインはこの連絡線へ入り、仙石線から東北本線へ転線します。
東北本線へ入ると複線となって線形もよくなり、スピードが上がります。高城町~仙台間は仙石線だと間に15駅もありますが、仙石東北ライン経由だと間に5駅しかないうえに、線形も東北本線のほうが良くなっています。これにより、仙台~石巻間は大きく速達化が図られることとなったわけです。
仙石線は海沿い、東北本線は内陸側の一段高いところを走っていきます。この付近は、東北本線の中で数少ない、海を臨める区間でもあります。
やがて仙石線は離れていき、列車は東北本線を快調に走り続け、仙台駅に到着しました。
仙台駅の発車案内表示板を見ると…
行先に宮城・山形・福島県内の地名が並ぶ中、一つだけ「品川」へ向かう列車が!この中で見るとかなり異質に見えますね(^^;;;
日帰りのバタバタとした調査でしたが、帰りは素直に新幹線「はやぶさ」号で帰りました。ずんだシェイク、おいしいでですね!
3.あとがき
いかがでしたでしょうか。仙石東北ラインの開業により、仙台と石巻はより速く結ばれ、ビジネスや観光利用がさらに便利になりました。仙石東北ラインのうち1往復は、石巻より先、女川まで直通するものも設定されており、とても便利になりました。皆様も一度、使ってみてはいかがでしょうか??









