2023年の相鉄新横浜線・東急新横浜線開業により、東急線に「新綱島駅」が新設されました。今回はこの新綱島駅について、現地訪問を含めてレポートします。
調査日:2024(令和6)年1月26日(金)
新綱島駅は日吉駅と新横浜駅の間に設けられており、東急新横浜線唯一の中間駅です。
駅構内図は下記のとおりです(東急HPから引用)
ホームは地下4階と深い場所にあり、3つ階を上った地下1階に改札があります。というわけで、ホームから改札までが遠く感じました
改札を出て、まずは南口のほうに進んでいきます。途中に区民文化センター口という別の出口もありました。
新綱島駅には「新綱島スクエア」という複合施設が隣接しており、飲食店やカフェ、スーパーや区民文化センターなどが入っています。新綱島スクエアは新綱島駅と直結しており、駅から外へ出ることなくアクセスできます。
また、綱島駅東口の東横線高架下には、東急バスの乗り場があります。バスが駐車するマスの一部は、カラーコーンで閉じられていました。
というのも、前述した新綱島駅のバス乗り場が新設されたことで、一部のバス路線が新綱島駅発着に変更され、バス乗り場が移転したのです。
以上が、新綱島駅訪問のミニレポートでした。感想としては、都市開発と抱き合わせでテコ入れを図っているものの、やや使い勝手が悪いと感じました。(仕方ないことではありますが…)
新綱島駅の弱みとしては、
(1)綱島エリアから東に少し離れており、かつ県道を横断しなければならない
(2)新綱島駅のホームが深く、さらに時間がかかる
(3)日中の1時間あたりの列車本数は東横線が急行4本、普通8本の合計12本なのに対し、新横浜線は東横線直通急行2本、目黒線直通急行4本、目黒線直通普通2本の合計8本と、東横線のほうが圧倒的に便利
というところが挙げられます。東急新横浜線の定期利用者が目標ほど伸びていないという話もありますが、こうした背景もあり、綱島エリアから都心へ通勤している人の大半は、今までどおり東横線を利用しているであろうということも要因の一つにあると思います。
それでも、今後再開発がさらに進めば、街の様相も変わり、新綱島駅の役割ももっと大きなものになるでしょう。今後の展開にも注目です。