2023(令和5)年8月26日(土)、ついに宇都宮ライトレールが開業しました爆  笑爆  笑 それから3週間余り経った9月17日(日)、実際に乗ってきました音譜音譜今回はそのレポートです☆

 

 

 

 横浜から快速列車に2時間余乗車し、宇都宮へ。1日2本だけ設定されている「東京から快速ラビット」となる列車だったので速かった!!

 宇都宮には9時半過ぎに到着。いよいよライトレールに乗車します。ホームには既にたくさんの人が!!びっくりびっくり

 

 

宇都宮ライトレール 宇都宮駅東口9:48→芳賀・高根沢工業団地10:39ごろ(10:36)

 

 宇都宮ライトレールは、宇都宮市と東隣の芳賀町をつなぐ14kmほどの路面電車の路線です。今回は乗りつぶし目的なので、終点まで乗りとおします。

 3両の列車は満員、混雑度はぎゅうぎゅう詰め1歩手前、立ち客びっしりの状態で宇都宮駅東口を発車します。乗客は鉄道マニアは10人いるかいないかくらいで、大半は宇都宮や近隣の町から乗りに来たと思しき方々でした。

 駅を出ると左へカーブし、鬼怒通りを東へ進みます。速度は出しても40km/hくらいで、信号待ちもありますが、体感としてはバスより速く感じました。

 1つ2つ停留所に停まっても乗降はあまりなく、「皆どこまで行くんだろう?」と思っていたら、宇都宮大学陽東キャンパス停留所で乗客の半数ほどが一気に下りていきました。下りた人はざっと見ても50~60人、それ以上いたような気がします。

 

というのも、この停留所のすぐそばに、ベルモールという大型商業施設があります。TOHOシネマズやイトーヨーカドー、飲食店やフィットネスクラブなど、あらゆる店が揃っています。ちょうど開店時間の10時ごろだったこともあり、下車客が多くなったのでしょう。

 鬼怒通りと別れ、S字カーブを抜けると平石停留所に到着。この停留所は2面4線構造で、列車の追い抜きや折り返しが可能です。ライトレールの車庫も平石にありますが、ちょうどこのあたりまでが宇都宮市街地なので、いい場所に車庫を設けたと思いました。なお、起点や終点で一晩留置される列車はなく、全列車が平石から出発し、平石へ戻ってくるダイヤとなっています。

 さて、平石停留所を発車すると、だんだん景色がのどかになってきて、鬼怒川を渡ります。

 少し進むと、清稜高校前停留所に到着。高校が目の前にあって便利です照れ 大きな駐輪場が設置されていたので、今までは自転車通学がメインだったと思われますが、今はライトレール通学に切り替えた人が一定数いると思われます。

 次は清原地区市民センター前に停車。ここは路線バスや地域内交通などに乗換ができる「トランジット駅」の一つになっています。バス停が停留所に隣接しているのがありがたいですね爆  笑

 

 左へ大きくカーブして進路を北に変え、次はグリーンスタジアム前に停車。平石停留所と同様に2面4線構造で、列車の追い抜きや折り返しも可能です。現に、宇都宮駅東口~グリーンスタジアム前間の区間列車も設定されています。

 先ほどの清原地区市民センター前は清原球場(野球場)の最寄停留所で、たまにプロ野球の試合も開催されます。またグリーンスタジアム前は、栃木SCの本拠地である栃木グリーンスタジアムが近くにあります。

 今日10月1日は、サッカーの試合が開催されるのに合わせ、臨時列車が増発されるようです。今後も、野球やサッカーの試合開催日は、臨時列車が設定されるものと思われます。

 やがて列車は大きく右へカーブし、東に進路をとります。大きなルートインが見えると、ゆいの杜西停留所に停車します。

 列車は宇都宮市の郊外住宅地、ゆいの杜地区を走っていきます。宇都宮市街地から10kmほど離れていて、今まで鉄道駅も近隣にありませんでしたが、ロードサイド店舗が充実していて、カインズモールもあります。まるで、ずっと前から鉄道がとおっていたかのようですびっくり

 そのまま進んで芳賀町に入ります。芳賀町工業団地管理センター停留所は路線バスや地域内交通に乗換できる「トランジット駅」です。バス乗り場が交差点の斜め向かいで、2度信号を渡らないといけないのが若干ネックですが、場所の問題もあるので致し方ないでしょう。

 芳賀町の中心部は、ここから東へ5kmほど離れた位置にあり、ここで路線バスに乗り換える必要があります。本数は平日で毎時1本程度確保されています。

 ライトレールは芳賀町中心地へは向かわず、左へ大きくカーブして進路を北にとります。次はかしの森公園では10人ほど下車。子ども向けの遊び場や大きな広場などがあり、春は桜の名所のようです。

 乗客の大半は、ライトレールに記念乗車にやってきた地元の方でした。ここまでに下りていった方もいましたが、それでも40人以上の乗客を乗せ、終点の芳賀・高根沢工業団地に到着しました。2,3分遅れはしたものの、バスに比べて定時性は高いと感じました。

 

 終点の芳賀・高根沢工業団地停留所を、歩道橋の上から撮影してみました。宇都宮駅方面はこんな感じです。

 

 続いて、停留所の先(北方)と北西方向をみてみます。

 周辺に民家や飲食店はほとんどなく、本田技研の工場くらいしかありません。まさに、工場への通勤利用を見込んで造られた感じです。

 乗客の大半は、やってきた列車でそのまま折り返していきました。私は周辺を見て回ったため、1本見送って次の列車へ。

 

宇都宮ライトレール 芳賀・高根沢工業団地10:52→宇都宮駅東口11:40ごろ

関東自動車バス 立岩行き 宇都宮駅西口13:15→大谷資料館入口14:00(13:42)

関東自動車バス 宇都宮駅西口行き 大谷資料館入口15:07→宇都宮駅西口15:52(15:38)

 

 宇都宮駅に戻り、駅周辺やライトレールの写真を撮影し、昼食をとりました。

 

 

 午後は大谷資料館へ向かいます。この地では良質の石「大谷石」が採掘されており、その資料館となっています。地下坑に入ることもでき、中はなかなか神秘的でした☆

 

 

 そして、とにかく涼しかった!!9月中旬にもかかわらず、この日の宇都宮は33度くらいまで気温が上がり、暑かったですあせるでも地下坑の中は14度とめちゃくちゃ涼しかったです爆  笑 冬は外気に合わせて坑内も寒いようなので、行くなら7月や9月がよいかもしれません。

 大谷資料館へは、路線バスでアクセスすることとなります。バスは毎時2本ありますが、行きも帰りも混雑…それでも、毎時2本で捌けているな、と感じました。

 そして、宇都宮市街地で渋滞し、行きも帰りもバスは大きく遅れました。帰りは予定していた列車に乗れず、新幹線に課金しました(汗)

 やまびこ号だと宇都宮~大宮は20分少々、速い・・・びっくり

 東京~宇都宮は100kmあまりですが、それでも多くの乗客が東京行きの新幹線を待っていました。70,80人、もしかしたら100人くらいいたかもしれません。100kmを越えてくると、在来線利用、新幹線利用の二択に分かれてくるものなのかな、と感じた次第です。

 

 ということで、宇都宮ライトレールの乗車レポはこれで終わりです。これを踏まえて、次回は宇都宮ライトレールのポテンシャルについて考察を深めたいと思いますニコニコ