ゴールデンウィークのさなか、やっと相鉄・東急直通線に乗車してきました。今回はそのミニレポです爆  笑

 せっかくなので、東京メトロ南北線の永田町駅から乗車してきました音譜

 

 

 東京メトロ南北線・東急目黒線・東急新横浜線 944S 急行新横浜行き 永田町9:58→新横浜10:38

 

 先頭車に乗り込みましたが、立ち客が多く乗っていました。しかし多くは永田町と溜池山王で下車していきました。複数路線に乗り換えられる駅であることと、出口が近いということで、乗客が多かったようです。

 列車は各駅に停車していきます。白金高輪で時間調整のため3分ほど停車し、目黒から東急目黒線に入ります。乗客の変化は微増といったところで、立ち客がぱらぱらといるような形でした。

 武蔵小山で、先行していた普通日吉行きを追い抜きます。原則として急行が新横浜やその先の相鉄線に乗り入れる一方、普通列車は日吉発着で新横浜線と並走。武蔵小杉で一気に乗客が増えました。考えてみれば、東横線のみならず、南武線沿線から新横浜へ行くうえでも相鉄・東急直通線開業で飛躍的に便利になったわけで、武蔵小杉で急に混雑したのもうなずけます。

 次の停車駅である日吉からも乗客が増え、列車はいよいよ新横浜線へ入ります。配線上は目黒線の線路をそのまま伸ばした形になっています。列車は少し東横線と並走した後、地下へと潜っていきます。日吉からわずか6分で、終点の新横浜に到着。

 

 初めて乗った感想ですが、やはり東横線・目黒線沿線と新横浜との行き来は格段に良くなりました。乗り換えがなくなるということで、やはり心理的な距離を大幅に縮まりましたし、乗り換え時間を考慮しなくてよくなり、所要時間も読みやすくなったと感じました。

 ここでいったん改札を出てみることにします。

 新横浜駅の新しい駅は、土木賞もとったんですねびっくり

 ずっと工事していた、新横浜駅の北側の出入り口。やっとお披露目となりました音譜

 

 相鉄・東急直通線の開業に伴い、新横浜駅の駅ビルや新幹線・横浜線への乗り換え通路が新設されました。併せて、市営地下鉄ブルーラインの改札も新設されました。

 

 上記リンクの、新横浜駅(ブルーライン)の構内図をご覧ください。従来までは湘南台寄りにJR方面改札口、あざみ野寄りに日産スタジアム改札口と、2か所改札口が設置されていましたが、今回の相鉄・東急直通線開業に伴い、ホームの中央部に新たに改札口が設置されました。

 今まで市営地下鉄から新幹線や横浜線に乗り換えるためには、一番湘南台寄りにあるJR方面改札口を使うしかありませんでしたが、中央改札口の新設により、ホームの中ほどからも改札の外に出て、新幹線や横浜線との行き来ができるようになりました。

 2023年3月号のJTB時刻表に掲載されている、「新幹線との乗り換えに必要な標準時分」を見ると、新横浜駅での新幹線と横浜市営地下鉄の乗り換え時分は10分となっていますが、その横には(3/18からは8分)と記載されています。

 なぜ標準乗り換え時分が短くなったのかは謎でしたが、恐らく今回の中央改札口と新しい乗り換えルートの整備を考慮してのことと考えられます。

 相鉄東急直通戦の改札から、横にある新設された乗り換え通路を通っていくと、駅の北側のこの場所に出てきます。

 

 新横浜駅を現地調査して、食事をとってから再び相鉄・東急直通線のホームへ。新横浜始発の急行浦和美園行き(埼玉高速鉄道の車両)が停車していました。

 新横浜は2面3線の構造になっていて、真ん中の線路は新横浜発着の列車が使用しています。

 

 

 東急新横浜線は日中毎時6往復走っていますが、そのうち2往復は新横浜発着になっており、相鉄線へ直通しません。また、東京メトロ南北線の車両(9000系)と埼玉高速鉄道の車両(2000系)は、相鉄線へ乗り入れることができないため、新横浜で目黒方面へ折り返すようダイヤが組まれています。

 ご覧ください、この複雑な停車駅案内を!!相鉄・東急直通線の開業で、相鉄線・東急線のみならず、東京メトロ・都営地下鉄・埼玉高速鉄道・東武鉄道も巻き込んだ、広大で複雑な直通運転網が誕生しました。

 便利にはなりましたが、分かりづらくなった面もあります。列車の行き先を聞いても、どの路線に直通するのかぱっと思いつきづらいですねあせる

(そのために、色でどの路線に直通するか判別できるようにはしてあります)

 さて、新横浜から再び列車に乗り込みます。やってきたのは湘南台行きの列車。東急の車両で湘南台行きとは、なんだか不思議な感覚です。

 新横浜~羽沢横浜国大は駅間が4.2kmあり、カーブも少ないので速く走ります。JR直通線と合流し、羽沢横浜国大に停車。地上に出ると相鉄本線が合流し、西谷駅に到着です。

 今回の調査はここまで。無事に新線開業区間を乗りつぶすことができました☆西谷駅の上は東海道新幹線がまたいでおり、ひっきりなしに新幹線が通過していきます。

 

<まとめ>

 相鉄・東急直通線が開業したことにより、都心への直通列車が増え、利便性は向上しました。一方、横浜への直通列車が少なくなってしまい、不便との声もあると聞いています。

 相鉄沿線から都心へ行く場合は、海老名や大和、湘南台から小田急線を使ったり、横浜駅からJR東海道本線を使うほうが早く行ける場合も往々にしてあります。そう考えると、都心直結以上に、新横浜へ直結したことのほうが、大きな意義があったのではないでしょうか。

 相鉄・東急沿線どちらからも、新横浜へ乗り換えなしで行くことができませんでしたが、今回の新線開業により乗り換えなしで速くいくことができるようになりました。また、新横浜は新幹線駅というだけでなく、近隣の日産スタジアムや横浜アリーナで大規模なイベントー具体的にはサッカーの試合や有名歌手のコンサートーがたびたび開催される場所であり、集客力もあります。その点でみても、一定の定期外利用の乗客も期待できるでしょう。

 新線開業で乗客の流動がどう変化するか、今後も目が離せません!!