開業まであと1か月に迫った相鉄東急直通線。このたび、開業時のダイヤが公表されました爆  笑爆  笑爆  笑

 開業時の日中の時刻表はこちら音譜平日ダイヤを掲載しています。

 

<下り 渋谷・目黒から新横浜・二俣川・海老名・湘南台方面 東急→相鉄>

<上り 海老名・湘南台・二俣川から新横浜・渋谷・目黒方面 相鉄→東急>

 

 (1)東急東横線

 上下ともに新横浜線直通列車が毎時2本増発される以外は、大きな変更はありません。ただし、下りの急行(渋谷12分発・42分発)・普通(渋谷13分発・43発)については、渋谷駅での発車順序が入れ替わった関係で、自由が丘で急行ー普通どうしの乗り換えができなくなります。

 

 (2)東急目黒線

 日中は毎時4本設定されている急行が新横浜線へ直通し、毎時8本ある普通は全て日吉発着となります。既存の急行列車を新横浜方面へそのまま伸ばしたような形となり、時刻に大きな変更はありません。

 

 (3)東急新横浜線・相鉄新横浜線

 東横線との直通急行が毎時2本、目黒線との直通急行が毎時4本、合計6本設定されます。ただし、10分間隔というわけではなく、運行間隔は7~15分と不均等です。

 東横線との直通急行ですが、日中は上下とも渋谷~新横浜間は28分で結びます。特急に追い抜かされることはないものの、普通列車を追い抜くこともないため、渋谷~日吉間は通常の急行よりも2,3分程度遅くなっています。

 東急新横浜線へ乗り入れる上記列車(毎時6本)のうち、目黒線からの直通2本は新横浜発着となります。なお、東横線との直通急行2本は相鉄いずみ野線、目黒線との直通急行2本とJR線直通列車は相鉄本線と直通し、相鉄線内はいずれも普通列車で運行されます。

 相鉄新横浜線については、羽沢横浜国大~新横浜が毎時4本、西谷~羽沢横浜国大はJR線直通列車が加わって毎時6本となります。西谷~羽沢横浜国大間は、JR線直通列車・東急線直通列車を合わせて概ね10分間隔となるように設定されています。

 

 (4)相鉄本線・いずみ野線

 10分サイクルでの運行となり、横浜発の下り特急が2本設定されています。なお、今回の改正により、急行列車の設定がなくなることとなりました。相鉄新横浜線との分岐駅である西谷駅を通過する列車のため、設定しづらくなったのかもしれません。

 

〇まとめ

 いかがでしたでしょうか。実際にあがってきたダイヤを眺めてみて感じたこととしては、

「相鉄線側が10分サイクル、東急線側が15分サイクルのため、どうしても新横浜駅で運転間隔の調整を行ったり、東急新横浜線の間隔が不均等にせざるを得ない」

「東横線内の列車の時刻を極力変えずに、新横浜線直通列車を入れ込む」

「いくつもの鉄道会社の車両が入り込むため、乗り入れ先や走行距離をうまくバランスよく調整する」

 この3点をクリアするために、ダイヤ作成担当者の方が悩みに悩まれて出した結果だな、と思いました。

 私も開業ダイヤをこれまで予想してきましたが、特に運行本数の多い東急東横線内をどう調整するかが非常に難しく、いくつかパターンを考えたものの、どれもしっくりこないくらいでした。

 結局のところ、東横線の既存の列車のダイヤを極力変えないこととなり、東横線-新横浜線直通急行は普通列車を追い抜かないダイヤとなり、渋谷~新横浜間は最速25分のところ、日中は28分かかることとなり、所要時間はそこまで短縮されないこととなりました。

 私は自由が丘で先行する普通を追い抜くと予想していましたが、自由が丘で普通を追い抜くダイヤにすると、普通列車の運行間隔が不均等になるため、それを避けたものと考えられます。

 

 とはいえ、この相鉄・東急直通線の開業により、新横浜へのアクセスおよび神奈川県各地から東京方面へのアクセスが飛躍的に向上します。乗客の流動がどのように変化し、相鉄・東急直通線がどのように利用されていくのか、今から非常に気になるところです爆  笑爆  笑