待ち人方々に伝えたいこと。 | 刑務所体験記&更生道

刑務所体験記&更生道

刑務所を出所して半年、刑務所内の現実、出所後の苦難と更生の道を辿るドキュメントブログです。

先日、息子さんが収監されたという方からメッセージをいただいた。

 

このブログを始め、多くの待ち人方々からメッセージをいただく機会があった。

 

私ごときが何をできるわけでなく、ただ聞かれた質問等に私が知る限りの情報を返信するだけ。

 

それで少しでも待ち人方々に安心してもらえるなら。

 

それで少しでも待ち人方々の心が休まるなら。

 

それで少しでも待ち人方々が明るい未来を描けるなら。

 

そういった想いで返信させていただいてる。

 

私自身も待ち人をつくった大バカ者。

 

待ち人方々からのメッセージを読むたびに、私の待ち人だった方々もそういった想いだったのかと知る。

 

本当に今も後悔している。

 

なぜ犯罪行為に手を染めたのか。

 

なぜ大切な人達の顔が浮かばなかったのか。

 

なぜ。。。と。

 

私が返信させていただく時にいつも言う。

 

刑務所という場所は、安全な場所だから心配されることはなにもないと。

 

事実そう。

 

以前にも書いたが、刑務所は娑婆以上に安全な場所、そこに厳しい規律はあれど、刑務所内で殺人も交通事故も強盗も起きない。

 

待ち人方々に伝えたいことは、まずご自身のお身体を一番大切にして欲しい。

 

それは精神的な部分も含めて。

 

経済的に厳しい状態にもあるかもしれない。

 

悩みを打ち明けることが出来ないかもしれない。

 

孤独を感じ、泣き続ける夜もあるかもしれない。

 

誰かに相談できる場所もないかもしれない。

 

そんな状況で大バカ者達の心配まですることなどない。

 

大バカ者達は、安全な場所で完全週休2日制、盆正月は大型連休、衣食住付き、医療費無料の場所にいる。

 

なにも心配することはない。

 

まずはご自身の身体を一番に。

 

また、今待ち人方々を待たせている大バカ者達も必ずそう想い願ってる。

 

待ち人の幸せを想わない受刑者などいない。

 

待ち人の健康を願わない受刑者などいない。

 

大バカ者達は今日も想ってる。

 

出所のその日まで、どうか無事に、健康で過ごしてくれと。

 

きっとそれが何よりの願い。

 

だから待ち人皆さんは、ご自身のお身体を一番大切にされてください。

 

これから梅雨に入ろうかという時期、明るいニュースも少ないですが、今日も皆様方が少しでも笑顔で過ごされることを願ってます^^

 

では。