私と同じブロガーさんで【早大卒シャブ太郎】さんという方がおられる。
今朝、ネットニュースにあがっていた「弁護士ドットコムニュース」によると、勤める会社に前科を密告され退職を余儀なくされているとのこと。
早大卒シャブ太郎さんは、薬物事案で2度逮捕されている。
しかし刑務所には行っていない(執行猶予)
それでも更生の道をたどり、社会復帰を果たし、自身の経験をオープンに伝えている。
私もブログを拝読させていただいたが、同じ前科持ちとして共感できる部分が多くあり、薬物の怖さ、恐ろしさを経験をもとに伝える姿勢は素晴らしいと感じている。
詳しい経緯は分からないが、匿名で会社に前科等を密告されたとのこと。
なんともやるせないニュース。
犯罪者に対する見識の狭さが感じられた。
受刑者が出所し、就職までにどれだけの苦労があるか。
賞罰欄のある履歴書は使えない、正直に書けば採用は厳しいのが現実。
本当に思い悩む。
私もその経験者。
犯した犯罪を許せなど言わない、ただ更生しようとする勇気、姿勢を匿名という形で壊すことはいかがなものかと。
もちろん、一般の方の気持ちは十分理解できる。
私も犯罪者とそうでない方のどちらかを雇用しろと言われれば迷う。
ただ一つ言えることは、元受刑者、元犯罪者に対する知識等があまりにも欠落しているということ。
犯罪も様々、その背景にあるものも。
そこを知り、理解を深め、勉強し、その人に触れ初めて判断してほしい。
漠然と元犯罪者だから悪だという判断は決して社会のためにはならない。
そういった判断のみに偏れば、必ず再犯率が高まり次の被害者をうむ可能性も高くなる。
私は幸いなことに就職でき、今も働かせていただいている。
本当に社長をはじめ、社員皆さんに感謝しかない。
その感謝をどうにか伝えるべく日々努力している。
本気で更生したいと今も思い続けてる。
私自身は、誰になにを言われても今の自分に嘘偽りはなく、恥ずべきこともない。
そういった目で見られることもあるが、それに対する怒りもない。
それは仕方のないことで、その方々が悪いわけでもない。
本当に元犯罪者として生きる難しさを感じさせられるニュースだった。
私ごときに何ができるわけではないが、「早大卒シャブ太郎」さん、応援してます!!!
頑張れなんて勝手なことは言えませんが、勝手に応援だけはさせていただきます!!!