MCU2作品目。
全部で2時間ない、テンポが良い映画です。
その理由としては、ハルクのオリジンストーリーでありながら、ハルクになるまでの物語をオープニングの数分で終わらせてしまったことにあります。
始めてみた時には、その過程が思いっきりバッサリ切り取られていてビックリしましたが、アン・リー版の「ハルク」をみていたため、なくてもなんとかなったのが本音です。それを観ていない人が予習なしで今作を観ていたら一体どういう印象を受けたんだろうか・・・。
ただハルクになるまでの物語を挿入するとアン・リー版との差別化が難しいし、物語全体ものんびりしたものになり、前半部分はかなりつまらないものになっていたかもしれないことを考えると、今作のはこれでよかったと思います。
アメリカではハルクの知名度は高いとか聞いているし、観客はブルースバナーではなく、ハルクが暴れまわるのが見たいから、考えれば考えるほどこれでよかったと思います。
さて、この作品はMCUの2作目ですが、まだ他作品とのこれといった繋がりはありません。スタークインダストリーやシールドという固定名詞が使われるくらい。最後の最後にトニースタークは出てきますが。
ただこの作品にでてきたロス将軍とアボミネーションはその後のMCU作品にも出てきましたし、ベティとスターンズは今後の作品で登場することが発表されています。
肝心のブルース・バナー/ハルクを演じたエドワード・ノートンはマーク・ラファロに変わってしまいますが、今のMCUはマルチバースサーガ。実はこのインクレディブルハルクは別の世界の話で、今後エドワード・ノートン版のハルクも出るかも(エリック・バナ版も出るかも)と思うと、再演に期待せざるにはいられません。実際は望み薄でしょうが。
次はアイアンマン2。