新緑の中 豊平館 | 清多夢クラブ

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ランして、歩いて、観て思うことを・・。

 札幌市電の停車場「すすきの」から真っ直ぐ南へ800m行くと中島公園に到る。豊平川(とよひらがわ)と平行に南北に長い公園。藻岩山を背景に、札幌市のほぼ中心に位置しながら水と緑が豊かな憩の場として親しまれている。都会のオアシスとなっている。朝、散歩するに絶好な場所だ・・。

 新緑の公園の中に、ひと際目立つように水色の洋館がある。国指定の重要文化財である「豊平館(ほうへいかん)」。夜にはライトアップされる。豊平館は、明治政府が建てたホテルで、開拓使建築の貴重な木造建物。大正期にはホテルとして、後に公会堂、結婚式場に利用されている。

 豊平川の流れによって生まれた地形が由来の中島公園。開拓使が入府した頃、豊平川の本流以外にも分流が複数あったという。都市計画、河川工事を通じて、平坦土地が造られると、明治19年「中島遊園地」ができる。その後、開道50年博覧会を通じて中島公園と呼ばれるようになる。

写真1 中島公園内に建つ「豊平館」。

 

写真2 菖蒲池の水面を眺める。

 

写真3 華麗な洋館。

 

写真4 菖蒲池を一周する。池に映るパークホテル。

 

写真5 新緑の池畔と花木。

 

写真6 モニュメント「森の歌」と「のびゆく子等」。