常磐橋 めがね石橋 | 清多夢クラブ

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東京駅の日本橋口から10分ほど歩くと、日本橋川に架かる常盤橋に到る。但し、「ときわ橋」は、2箇所にある。常盤橋門跡の石垣近くに架かる人道橋が「常磐橋」。下流側架かる道路橋が「常盤橋」で江戸桜通りに通じる。「石」と「皿」と片字をあて、区別している。

 江戸期、江戸城の外郭門にあたり、交通の要衝であった常盤橋門。奥州街道へつながる口で当時、浅草口または追手口と呼ばれていた。大手門へ向かう外郭正門の役割もあった。江戸時代、木橋であったが明治10年に、めがね石橋に改築。しかし関東震災で大きく被害を受けた。昭和9年に改修工事が行われている。

 人道の常磐橋は、東大震災でアーチ部の一部が崩れ通行止めになる。その後修復工事が行われ、昨年2021年5月に開通した。コロナ禍で都内への外出を控えていたため、今回訪れた。白い大理石の親柱に触れ、花崗岩の路面を数回往復した。橋長さは70mほど。橋向こうに日本銀行の建物が見える。


写真-1 日本橋川に架かるめがね石橋。


写真-2 常磐橋を渡ると日本銀行の建物。

 

写真-3 修復された2連アーチ形状の石橋。

 

写真-4 白大理石の親柱と路面の花崗岩石畳。

 

写真-5 常盤門跡(石垣)と渋澤翁像。

 

写真-6 絵で見る昔の常磐橋。