清多夢クラブ

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ランして、歩いて、観て思うことを・・。

 今年の夏、ギラギラとした日差しが照りつける暑い日が多かった。暑いでは済まされない、身の危険を感じる暑さだ。そんな炎暑のなかでも咲き続けるのが百日紅。炎に見えることもある。しかしお寺の境内の日陰を提供するのも、サルスベリだ。

 花の名称に「すべる」と入っているので、縁起悪いとも言われてきた。迷信に近く、一部の人の不誠実な言い訳のようなもの。古くは中国から持ち帰った百日紅を、僧侶がお寺に植えたという。お釈迦様が生まれた際に咲いていた木「無憂樹(むゆうじゅ)」に似ていたとされる。むしろ縁起の良い花と言える。

 気象庁の発表によれば、2024年7月は暑かった。日本全体の平均気温が過去最高を更新した。消防庁によれば、この7月、熱中症で救急搬送人員が全国12,660人と発表される。約6割が高齢者だという。エアコンが故障しても、直ぐに復旧できない諸事情があるようだ。
 

写真1 浄信寺の百日紅。

 

写真2 境内を覆う夏花。

 

写真3 ピンク色のサルスベリ。

 

写真4 赤い百日紅。

 

写真5 浄観寺の百日紅。

 

写真6 観音像と百日紅。

 札幌駅南口側ビルの6階で食事する。鼎泰豊(ディン タイ フォン)で、窓辺の席に案内される。日が暮れてゆく景色を眺めて、小籠包と冷やしタンタンメンを頂いた。札幌駅の総合再開発で、札幌ステラプレイスという名称のビルが出来ていた。

 札幌ステラプレイス(STELLAR PLACE SAPPORO)は、JRタワーにある巨大なショッピングモールのようなもの。地下1階から9階までに、全国にあるような店舗が入っている。衣類、雑貨、コンビニなどがあり、買い物、食事、映画が楽しめる場所。6階のグルメエリアは、観光客にも人気があり、ディナータイムは混雑する。

 食事を終えて南口広場に出る。ステラプレイスのサフォードには、北海道出身の彫刻家・デザイナーによる「星の大時計」が設置されている。この時計の電源は、外壁に貼られたソーラーパネルだという。ステラとは、英語で「星のような」を指す。また、JR駅は漢字の札幌、地下鉄駅は、ひらがなで「さっぽろ」と表記されるという。
 

写真1 札幌駅南口の駅前通と広場。

 

写真2 空を覆う茜雲。

 

写真3 札幌市内の夕景。

 

写真4 ステラプレイスと大丸デパート。

 

写真5 札幌ステラプレイス・センターの夜景。

 

写真6 小籠包と冷やしタンタンメン。

 涼しいうちに江戸川土手を散歩する。朝散歩のみで、歩数を6千歩から7千歩を達成しておきたい。この日、遠くの赤城山と日光連山が見えた。富士山は、靄の中。江戸川沿いの稲状態を見るとイマイチ。稲刈は、8月下旬であろうか。新米の出荷を待ち焦がれる。帰宅途中、東の空を見上げると、彩雲が出現。

 8月に入って、近くのスーパーでは、コメの品薄が続いている。品種が限定され、価格も高騰している。1家族1点までと、購入制限がかかっている。一部のマスコミで、「令和のコメ騒動」と報道され、余分に購入する客が増えたようだ。コメ品薄の原因は。(1)昨年の不良、(2)インバンド増大、(3)地震に備えた備蓄(水とコメ)。(4)買いだめ。と言われている。

 流山市の水田は、ここ十数年で激減している。特に日本最大級とも云われる大型物流施設は、田圃の上に造られた。1970年代から続いた「減反政策」が背景にあるようだ。有事の際、日本の備蓄米は、何日分あるのだろうか。3ヶ月分で底をつくかも知れない。
 

写真1 江戸川左岸の稲の様子。

 

写真2 利根運河左岸の稲。暫くすると稲刈が・・。

 

写真3 江戸川上流の赤城山。今日も暑くなりそうだ・・。

 

写真4 水田地帯に建設された大型物流施設。

 

写真5 東の空に薄い彩雲が・・。

 

写真6 近隣スーパーの棚からコメが消えた・・。

 札幌市で死去した親族の葬儀で、顕本寺(けんぽんじ)の僧侶に御経あげてもらった。その縁で遺骨の仮置(半年程度)をお願いした。小生は無宗派であるが・・。いずれ津軽海峡を渡り、関東の墓で眠ってもらうことになる。

 顕本寺は、日蓮宗の寺院で、山号を「頼成山(よりじょうさん)」という。創建は明治初期とされる。日蓮宗は、身延山久遠寺が総本山として、全国に5300を超える寺院があるという。札幌市内でも30近くの寺院がある。北海道の古い街、函館や小樽には、多くの日蓮宗のお寺が建てられた。

 顕本寺の本尊は、「南無妙法蓮華経」。大阪府堺市にある常住山顕本寺の流れをくむ法華宗本門派のようだ。白石・顕本寺の開基は「日誠上人」、開山が「「日生上人」とされ本堂の左側に、日誠・日生両上人を祀るお堂がある。顕本寺の北200mに豊平川が流れ、水穂大橋が架かっている。
 

写真1 白石区の顕本寺山門。

 

写真2 頼成山顕本寺の境内。

 

写真3 顕本寺の本堂。

 

写真4 石碑と鐘楼など。

 

写真5 開山堂。

 

写真6 本堂の内陣その他。

 夕食後、JRタワーの展望室に上り、札幌の夜景を眺めた。展望する高さは、地上160m。札幌テレビ塔よりも70m高い。360度のパノラマ夜景を眺めることが出来る。JRタワーは、高さ173m(地下4階地上38階建)の超高層ビル。2003年に開業。22階から上層階は、ホテル日航。

 T38展望室から見える景色は、昼と夜で異なって見える。以前、昼間に上ったが、夜景は初めてだ。日中は石狩川や十勝山地も見られる自然が多い景色。西側に手稲山、大倉山などを遠望できる。陽が落ちると、市内の煌めく夜景が出現する。「日本夜景遺産」に認定されている屋内展望景色。

 展望室の南東面に、黒色の「そらのピアノ」が置かれている。誰もが自由に弾くことが出来る。稀にコンサートも開かれる。東京都庁の展望室にも黄色のビアノがあった。近年、駅、空港、ショッピングモールなどよく見かける。「街角ピアノ」で有名なのが「ハラミちゃん」。彼女は、ロックからクラシックまで幅広い分野の曲を楽譜無で弾いてしまう。
 

写真1 JRタワー展望室の眺め(西面)。大倉山と函館本線。

 

写真2 南面の夜景(藻岩山やススキノ)。

 

写真3 南東面と北面(合同庁舎やタワービル)。

 

写真4 東面夜景とT38の入口。

 

写真5 「そらのピアノ」とT38カフェ。

 

写真6 駅北口からJRタワーを望む。