厳島神社へは残念であるが、干潮時の訪れとなった。世界に類を見ない海上社殿として、今日まで受け継がれている。厳島そのもの神聖な場所として、一般の人々が直接足を踏み入ことを避けるために海の中に神社が造られたという。古代から「神に斎(いつ)く島」として、宮島への特別な信仰が背景にあったようだ。
現在のような壮麗な海上社殿は、平安時代末期(1168年)に平清盛によって造営された。平家が瀬戸内海の制海権を握るためには、厳島の神の加護が不可欠と考えた。満潮時、社殿が海に浮んで見える幻想的な景観を創りだす。850年前、神と人間とを結ぶ懸想的な聖域となった。
当時、干満差4mに及ぶ海岸に社殿を造る技術あったことに注目する。海底深くに木製木杭を打ち込み、それらの杭柱を横材で一体化して、海水の力に対抗するよう配慮されている。また、床板には隙間を設け、浮力がかからないよう工夫している。長さ280mに及ぶ朱色の回廊が橋のようになる。満潮時に訪れたい聖域だ・・。
写真1 干潮時の厳島神社。
写真2 客神社本殿と回廊。
写真4 延長280mに及ぶ回廊。満潮時は浮橋となる。
写真5 能舞台と反橋。
写真6 平清盛像と世界遺産碑。


























