「σκ ύ λος」(犬、920)=「ὀ φθαλμ ό ς」(目、920)という等式は、
日本語の「犬」(伊奴)が、「īnu」(目)であることを裏づけている。ところが,
古事記で分かる様に、そもそも、「犬」(伊奴)=「inw」(贈り物、87)なのだ。(※「白犬」を献上する話)
そのときに、「īnu」(目)も、「inw」(贈り物、87)に重なることになるのである。
* * *
ここからが、今回の本題である。シュメール語に由来する「bibrû」(rhyton)が有る。
アッカド語の内部で、「biblu」(ギフト)に掛かる。これは、単なる偶然とは言えない。
なぜなら、「ῥ υτ ό ν」(rhyton、920)=「σκ ύ λος」(犬、920)という等式あり。
「犬」(伊奴)=「inw」(贈り物、87)の場合は、「bibrû」(rhyton)=「biblu」(ギフト)、だ。
ここで極めて大事なのは、「biblu」(ギフト)に、「biblu」(yield)の意味が有る点である。
当該の「biblu」(yield)の淵源は、「bỉbỉ-wr」(great embryo、353)と目されるが、ここで、
「bỉbỉ」(胎児、46)>【BBA】(瞳、8)で、これも、「īnu」(目)=「inw」(贈り物、87)であり、
したがって、まさに、「bỉbỉ-wr」(great embryo、353)>「biblu」(ギフト)と目されるわけだ。
#「ῥ υτ ό ν」(rhyton、920)=「σκ ύ λος」(犬、920)=「inw」(贈り物、87)である以上、
#結局のところ、「bibrû」(rhyton)=「bỉbỉ-wr」(great embryo、353)。そういう結論が導かれる。
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ちなみに、上述において、【BBA】(瞳、8)=「LAMMA」(織女)=【牛】(Lyra)である。(※CDA177頁)
その場合に、とりわけ、クレタ島の「牛頭形リュトン」など、「牛」を象るものについては、
「bibrû」(rhyton)は、間違いなく「bỉbỉ-wr」(great embryo、353)の意匠として捉え得る。
ならば…言葉としても、「bỉbỉ-wr」(great embryo、353)>「bibrû」(rhyton)、と見られる。
その重要ワードの「bỉbỉ-wr」(great embryo、353)を、古事記は、「大毘毘」と記している。
翻って言うなら、「大毘毘」は、その「biblu」(ギフト)の意匠たる「bibrû」(rhyton)をも提示。