「旗竿」(flag pole)を意味するエジプト語は、単数形で、「snt」(flag pole、630)の場合,
複数形で、「snwt」(flag poles、637)の場合が存在。後者の一つの例が、上掲の写真。
これは、第19王朝アメンホテプ3世の時代の「建築プログラム碑文」の中の一節らしい。
・「snwt.f ḥr wbn r pt bꜣk m ḏꜥm」
・「その旗竿は、空に向かって輝きつつ(ある)。エレクトラムで加工してあって。」
・「その旗竿は、空に向かって輝いている。エレクトラムで加工してあって。」
・「その旗竿は、空に向かって立ち昇りつつ、エレクトラムで輝いている。」
「wbn」にも、「bꜣk」にも、「輝く」(光り輝く)という意味が存在。「snwt」(flag poles、637)は,
【DMO十A】(涙、637)に重なり、又、【LY十WS】(石、637)=「ꜣpp」(蛇、182)に重なる。
したがって…この碑文に見える「bꜣk」(光り輝く)は、「Bꜣẖw」(バフ山、42)を意識している。
#後の時代に、グノーシス系のマンダ教の人たちは、「drafša」(旗)に、(※「幡」に同じ)
#「光線」の意味を付与していた。此の淵源は、「Bꜣẖw」(バフ山、42)か。
#「drafša」(旗)>【DRABΣA】(旗、712)。この借用語が使われている。
#「Bꜣẖw」(バフ山、42)の概念は、イラン系の宗教を経由して伝わったか。
#此の場合、やはり、「bāxδi」=「Βακτρί α」(434)が大事と言える。
