古事記に見える「佐士」(サジ)という言葉について | ■朽ち果てた館■

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ARIONの預言解読──音楽に載せて

佐士」という語形の言葉は、「佐士布都神」=「甕布都神」=「布都御魂」、

および「高佐士野」(多加佐士怒)という地名に使われる。それを検討する。

 

*   *   *

 

三勾」(三巻)の説話を持つ「美和之大物主神」の娘である「伊須気余理比売」。

この娘を含む「七嬢女」が「遊行」していた場所が、「高佐士野」(多加佐士怒)だ。

魔方陣の「」が、【YWRQA】(529)である以上、一語として、此の「佐士」は、

使役動詞の「swՅḏ」(青々とさせる)かもしれない。しかし、父娘の関係からすれば、

高佐士野」の「佐士」は、ひとまず、「sՅ-‘ḏ」(糸巻きの子)。このあたりが浮上する。

 

 ・「‘ḏ」(spool, reel)   ※「糸巻き」の意。

 ・「‘ḏ」(to be safe

 ・「‘ḏ」(to perceive

 ・「‘ḏ」(to destroy)   ※「to hack up」の意あり。

 ・「‘ḏ」(edge, margin of cultivation)

 ・「‘ḏ」(fat, grease

 

#この「伊須気余理比売」の子が、「神八井耳」(=意富臣)であって、

#「意富臣」は、序文において、「太朝臣」と書かれるので、「佐士」は、

#「sՅ-‘ḏ」(太った)でもある。その「‘ḏ」(fat, grease)の意味合いは、(※「阿士」である)

#「ḫt」(財産)に通じる。この言葉は、「布斗」と記される。このときには、(※「宝王」の姉の名前)

#ひとまず、「布都」は、一つには、複数形の「ḫtw」(財産)を表していて、

#「意富臣」(太朝臣)に繋がり、「伊須気余理比売」に繋がる言葉だろう。